2024年1月29日放送 23:35 - 23:45 NHK総合

時論公論
「少子化で急減する中国の人口〜中国共産党の難題〜」

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(時論公論)
少子化で急減する中国の人口〜中国共産党の難題〜

中国の人口は2023年、14億967万人で2022年より208万人減少した。主な原因は少子化。2023年の出生者数は902万人で中国建国以来、最も少なくなった。合計特殊出生率は2022年時点で1.09で日本より下回っている。さらに上海では0.7まで低下している。結婚件数も減少し晩婚化の傾向が強い。さらに出産意欲も低下している。中国では70年代までは子どもは多いほどよく協力し合って暮らすことが理想の家族像だった。しかし仕事のキャリアや個人の時間が優先されるようになった。2つ目の理由は一人っ子政策。人口増加を抑えただけでなく人々の間に子どもを少なく産み大切に育てるのが良いという価値観を植え付けたと指摘されている。3つ目は教育費・住宅価格などの高騰。以前から中国では高齢化も急速に進むことが予想され継承が鳴らされてきた。65歳位上が2億1000万人から2050年には4億人に増えると予測されている。影響は経済だけでなく政治も影響を受ける。そこで少子化に歯止めをかけようしている。営利目的の塾・家庭教師を禁止する通知を出した。また各地方政府には育休制度の整備・育児支援制度の拡充を急ぐよう促している。中国の若者の間で寝そべり族という言葉が流行した。激しい競争を強いる格差社会への強烈な拒否の表明ともいえる。

キーワード
中国共産党国際連合習近平
(エンディング)
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