2024年7月2日放送 23:32 - 23:42 NHK総合

時論公論
羽田空港 航空機衝突事故から半年 再発防止に求められることは

出演者
中村幸司 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(時論公論)
羽田空港 航空機衝突事故から半年再発防止に求められることは

羽田空港で旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故から半年が経過。1月2日羽田空港で着陸してきた日本航空の旅客機と滑走路上にいた海上保安庁の航空機が衝突。海上保安庁乗員5人が死亡し機長が大怪我をした。日本航空機乗客乗員は17人がけがするなどしたが全員脱出した。事故原因については国の運輸安全委員会が調査中。管制官は海上保安庁機に滑走路手前で止まるよう指示していた。海上保安庁航空機は滑走路に入るために必要な管制官の許可や指示を受けないまま滑走路に入った。事故はヒューマンエラーによる可能性が指摘されている。国土交通省は1月9日に緊急再発防止策として管制官から滑走路侵入などの許可や指示があった場合パイロットは復唱することなどの基本的な動作の徹底、滑走路占有監視支援機能を常時監視する管制官を置いた。さらに先月24日再発防止策を取りまとめ復唱を確認するなどコミュニケーションの基本の徹底などがあげられた。また滑走路を担当している管制官は業務が多岐に渡ることから滑走路周辺の管制を行い他の管制官との調整などは新たに別の管制官を置いて業務分担するとしている。また滑走路占有監視支援機能は音でも知らせるようにする。より衝突の危険が迫っているときは表示が赤色に変わり警報音で知らせる。管制官は警報音を聞いたときは着陸態勢に入っている航空機にただちに着陸を中止しやり直すGo Aroundをするよう指示する。また滑走路状態表示灯の設置をする。課題は管制官のコミュニケーションと人数の増強と滑走路状態表示灯の設置が2030年度までとなっている点。16年前にも誤進入対策の検討がされていた。

キーワード
国土交通省大阪国際空港日本航空東京国際空港海上保安庁運輸安全委員会関西国際空港
(エンディング)
エンディング

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