2026年4月27日放送 14:50 - 15:00 NHK総合

時論公論
“高濃度PCB処理終了”と残された課題

出演者
土屋敏之 
(時論公論)
高濃度PCB 処理終了

北海道室蘭市にある有害化学物質「PCB」の処理施設。無害化された最後の廃棄物が埋め立てのため搬出された。国は先月、全国で行われてきたこれの処理が終了したことを発表。

キーワード
室蘭市(北海道)
“高濃度PCB処理終了”と残された課題

人工化学物質のPCB(ポリ塩化ビフェニル)。無色透明で熱に強く電気を通しにくく、かつて世界で広く使用されてきた。68年、これを巡る健康被害の事案が発生。これ自体の製造は72年に中止されたが、これを含む機器やその廃棄物の処分はなかなか進まなかった。01年の法改正で全国5か所に処理施設が設置され、全国の事業者に対して処理を委託するよう義務づけられた。自治体による調査・行政代執行も行われ、26年3月26日をもってすべての処理が終了。低濃度PCBは今も民間で処理されているほか、事業者が気づかず高濃度PCBが使われ続けている可能性も。

キーワード
PCBカネミ油症中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北九州市(福岡)大阪府室蘭市(北海道)東京都環境省豊田市(愛知)

国が進めてきた高濃度PCBの処理が完全に終了。現在の処理施設は期限が過ぎたあと撤去することになっていて、今後見つかった場合は国が新たに認定する民間施設で処理することになる。事業者に対しては保有判明から5年以内に処理するよう義務付ける方針。発端となった「カネミ油症」では1万4000人が健康被害を届け出たが認定患者は2392人。被害者団体は認定基準の見直しを求めている。症状では抜本的な治療法は今も見つかっていない。原因企業は資金力が乏しく被害者救済もなかなか進んでいない。近年、患者の子供世代にも親と同様の症状がみられるようになっている。

キーワード
PCBカネミ油症カネミ油症被害者連絡会中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)北九州市(福岡)曽我部和弘
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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