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静岡県焼津市、幅広い世代の方で賑わうある施設。ここは本棚ごとにオーナーさんがいて、その本をみんなで借りることができる図書館だという。キャンプの本を置く釣りの先生や、ビールの本を置く酒屋さんなど、オーナーさんごとに個性の出る本棚。本棚は自己表現の場になっているという。本棚のオーナーである鈴木さん、本をきっかけに街の人と意気投合することもあるという。ここは街の人が繋がる図書館である。

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宇宙兄弟広瀬すず焼津市（静岡）

本棚オーナーの小林実代子さん、彼女はこの図書館のおかげで街に馴染むことができたのだという。去年結婚を機に焼津市に移り住んだ小林さん、当初は知り合いもいない土地に不安を感じていたという。そんな時にこの図書館で多くの知り合いができたという。小林さんはネットなどではなく実際に近所の人と出会えるのがこの図書館の魅力だと話してくれた。現在本棚のオーナーは60人以上、キャンセル待ちがいるほどだという。実はこの図書館、貸す側がお金を払っている。ちなみに借りる人は登録料さえ払ってしまえば借りるのは無料だという。しかしこれが図書館に皆が関わりたくなる秘訣だという。図書館を立ち上げたのはNPO法人の事務局長の土肥さん。土肥さんはドイツで見た図書館に感銘を受けてこの図書館を作ったのだという。図書館で街の人同士がつながると、筆ペンの教室や焚き火の会などが開催された。さらに土肥さんはこの図書館の試みを全国に発信している。こうした図書館は日本全国で40か所にもなるという。

近所の小学生の寺本想亮くん。働く人へのインタビューを鈴木さんに対して行う。2人はけん玉を通じて知り合ったのだという。世代を越えて、地域の人たちが安心して繋がりを広げることができているのだという。

欧米では「リトルフリーライブラリー」として、人が行き来する場所に自分だけの図書館を開設することがあるという。ポイントは本の感想を添えること。本を通じた繋がりが生まれるかもしれない。