2024年6月9日放送 11:00 - 11:45 テレビ朝日

栗山英樹の新たな使命に密着!
〜日本野球 未来への道標〜

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(オープニング)
オープニング

今年3月、ベースボールの母国米国に栗山英樹が降りたった。1年前には、侍の指揮官としてフロリダで世界一に輝いた。次なるステージは、球団運営、チーム編成の責任者CBO。愛する野球の未来のために、シーズン開幕を待つ米国を訪れた。2週間に渡り訪問したのは、メジャー13球団。そして、最先端のトレーニング施設、1年ぶりの再会を果たした侍。大谷翔平のドジャース入団の決め手となったチーム作りの天才。日本野球が辿るべき道標とは何か、そのヒントを探る栗山英樹の旅に密着。

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フロリダ(アメリカ)ロサンゼルス・ドジャースワールド・ベースボール・クラシック(2023年)北海道日本ハムファイターズ大谷翔平栗山英樹
日本野球 未来への道標
世界一レンジャーズ躍進の秘密

栗山さんが訪れたのは、テキサスレンジャーズのキャンプ施設。去年のワールドシリーズ、3年前まで地区最下位に低迷していたチームがワイルドカードから勝ち上がりワールドチャンピオンに。その快挙は、メジャー史上最高の下克上と称えられた。出迎えてくれたのは、ボウチー監督。普段は見られないメジャー球団の内側。栗山さんの今回の視察、最大のテーマは、データを分析するアナリストと経験に基づき技術指導するコーチの最適な関係とは何か。日本でもよく聞かれるようになったトラックマンやラプソードなどの計測機器、いまでは12球団全てが導入している。各球団にはデータを専門に扱うアナリストが多数在籍。西武ライオンズ・平良海馬投手は、データを積極的に取り入れている1人。チームとは別に最先端のトレーニング施設と個人で契約を結び、スキルアップにつなげている。訪問したレンジャーズのキャンプ施設にもデータルームが常設され、多くの分析チームが在籍。カテゴリー毎に全ての選手のデータをチームで管理。それに加え、オフシーズンには動作解析の最先端施設で、独自のトレーニングを行う選手たち。メジャーでも当初はコーチがなかなかアナリストを受け入れられない状況があったという。しかし、ともに目的は選手の成長。そこで互いの理解を深め、コミュニケーションをとっていくために、ストラテジスト(戦略家)が潤滑油となっていた。チーム一体となって導き出した答えを選手の個性に合わせてそれぞれに伝える。それが世界一球団の強さの秘密だった。清水雅治コーチ、レンジャーズGM補佐・Jボイドさん、投手コーディネーター・Dクラークさんのコメント。Cシーガーの映像。セミエンに言及。

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コーリー・シーガーテキサス・レンジャーズマーカス・セミエンワールドシリーズ北海道日本ハムファイターズ埼玉西武ライオンズ平良海馬
MLBが信頼する最先端ラボ

選手たちが独自に契約するラボではどのような指導がされているのか。最新のトレーニング事情に迫るため訪れたのは、クレッシースポーツパフォーマンス。この日も3度のサイヤング賞に輝いたシャーザーがチームではなくクレッシーでリハビリを行っていた。メジャーが信頼するのは、動作解析に基づいたトレーニング。さまざまなデータをベースに選手に体の使い方、技術を指導する、このアプローチの仕方は、野球界に大きな変革をもたらしている。サイエンスに基づき、メジャーでのプレー経験がない人たちが技術指導をする。事実、ここで学んだ多くのコーチがメジャーの舞台で活躍するという流れができていた。北海道日本ハムファイターズCBO・栗山英樹、Aクレッシー、Jボニフェイのコメント。クルーバー、ゴールドシュミット、マイコラスに言及。

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”教科書”ダルビッシュ有の提言

次に栗山さんが向かったのは、サンディエゴパドレス。再会したのは、松井裕樹投手。メジャー移籍1年目、不安な日々の支えとなっているのが、日米通算200勝を達成したダルビッシュ有投手。WBC以来1年ぶりの再会。日本野球の教科書、ダルビッシュ有投手の言葉に耳を傾ける。ダルビッシュ有投手が実践していたのは、客観的なデータと自身の感覚を照らし合わせて答えを出すこと。ダルビッシュ有投手は、「数字を否定してもダメだけど、数字が全てだと思ってもダメ」とコメント。多くの情報が数字化される今だからこそ、それをどのようにプレーに取り入れるか、自身の感覚も大切だという。

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サンディエゴ・パドレスワールド・ベースボール・クラシック(2023年)

視察のテーマは、データを分析するアナリストと経験に基づき技術指導するコーチの最適な関係。ダルビッシュ有投手は、「経験で教えるのはいいが、今の時代、科学科学になってきて、コーチたちが経験だけで話してしまうと絶対ギャップが生まれてしまう、信頼関係もうまくいかない、科学的なところをある程度わかった上で経験ってなるとすごいコーチになると思う」とコメント。今シーズンから米国にわたった山本由伸投手や今永昇太投手は、1年目からメジャーの選手を圧倒。彼らを各世代で指導してきたのは、紛れもなく日本のコーチたち。データに頼るだけでなく、1人1人の個性に合わせた感覚も大事に。北海道日本ハムファイターズCBO・栗山英樹は、「今回行って野球がサイエンスをどういう風に取り入れて、なおかつ絶対に科学では分かり得ない人の感覚だったり経験値や体験値で勝負しなきゃいけないものがある、そこのバランスをどう取るかが一番難しいところにいかなきゃいけないというのが答え」とコメント。

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栗山英樹が会いたかった人。

大谷を獲得したチーム作りの”天才”

今シーズン、大谷翔平選手と山本由伸投手が入団したロサンゼルスドジャース。栗山さんがどうしても会いたかった人物は、大谷選手入団の決め手となったドジャースの編成本部長・アンドリューフリードマン。ウォール街出身の金融マンだったが、2005年に28歳でレイズのGMに就任すると、資金力に限りがあったチームを再建。わずか3年でリーグチャンピオンに導いた。ドジャースへ移ってからは、全てのシーズンでプレーオフへ進む常勝軍団に。カメラをシャットアウトした極秘会談。Aフリードマンは、「最も重要なのは情報です」とコメント。資金力に乏しいレイズでは、情報を駆使し、才能発掘に力を入れたフリードマン。そのイズムは現在も継承され、WBCで日本を苦しめたアロザレーナなど優秀な若手を育てあげた。ドジャースでもドラフト7巡目指名のアウトマンや他球団を戦力外となったマンシーが今シーズン開幕からスタメンに名を連ねた。

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栗山英樹 新たな使命へ再始動

米国で感じたヒントを日本野球にどう生かすか。帰国後、ファイターズのファーム球場に栗山さんの姿があった。視察を通じて、若手選手の育成システム、データをどのように生かしていくか、その重要性を改めて肌で感じた栗山さんは、その礎を築くためにファイターズのファーム改革に注力していた。日本ハムファーム総合コーチ・清水雅治さんは、「自分が昔の感覚が強いので、ちょっと恥ずかしいが、昔の感覚で教えているとダメだと思います、全ては数字なのでそういう面ではいい加減なことが言えない、信頼はしてますけど、反対にいうとそこを鵜呑みにしたくない」とコメント。経験とサイエンスの融合、柱となるのは人。

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北海道日本ハムファイターズ鎌ケ谷スタジアム
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