視察のテーマは、データを分析するアナリストと経験に基づき技術指導するコーチの最適な関係。ダルビッシュ有投手は、「経験で教えるのはいいが、今の時代、科学科学になってきて、コーチたちが経験だけで話してしまうと絶対ギャップが生まれてしまう、信頼関係もうまくいかない、科学的なところをある程度わかった上で経験ってなるとすごいコーチになると思う」とコメント。今シーズンから米国にわたった山本由伸投手や今永昇太投手は、1年目からメジャーの選手を圧倒。彼らを各世代で指導してきたのは、紛れもなく日本のコーチたち。データに頼るだけでなく、1人1人の個性に合わせた感覚も大事に。北海道日本ハムファイターズCBO・栗山英樹は、「今回行って野球がサイエンスをどういう風に取り入れて、なおかつ絶対に科学では分かり得ない人の感覚だったり経験値や体験値で勝負しなきゃいけないものがある、そこのバランスをどう取るかが一番難しいところにいかなきゃいけないというのが答え」とコメント。