- 出演者
- 渡邊佐和子 佐藤二朗 河合敦 松本潤 板垣李光人
当番組が大河ドラマ「どうする家康」とコラボレーション。テーマは徳川家康VS.豊臣秀吉。秀吉演じるムロツヨシとなかなか一緒になる機会が無く、松本潤はリハーサルを観察し、演技を組み立てているという。家康、秀吉は小牧・長久手の戦いで激突する。
本能寺の変へ織田信長が討たれた後、羽柴秀吉が明智光秀を討ち、戦後は勢力を拡大。主君だったはずの織田家にまで狙いを定めるも、同盟関係にあった徳川家康が立ち上がった。ただ、信長の次男、信雄と家康の軍勢を合わせても約3万、対する秀吉軍は10万人にのぼった。まず、家康は織田信長が築城した小牧山城に注目した。城からは敵軍の動きが手に取るように分かる。ただ、石垣の高さは約3m程度で、家康は敵の侵入を食い止める空堀を山中、山の外側にもうけた。加えて、砦も改修し、全長4kmの要塞に作り替えた。だが、秀吉軍は別働隊を家康の本拠地、三河へ仕向けた。領民を守ろうと家康を城外におびき出すことが真の狙いで、家康は籠城ではなく出陣を決意。
家康は小牧山城から出陣する際、巨大な空堀を通過した。秀吉軍は家康軍が出陣したと気づくまでに時間を要したとされる。家康軍は奇襲をかけ、勝利を収めることができた。
松本潤は榊原康政ら忠臣の活躍もあり、小牧・長久手の戦いで家康は勝利できたと思うと話す。「大河ドラマ どうする家康」から小牧山城の改修作業が行われているメイキング映像が流れ、陣頭指揮にあたった井伊直政を演じる板垣李光人は初めて赤い鎧、陣羽織を初めて着用していた。佐藤二朗は「山田裕貴なんて、泥なのか、山田裕貴か分からないくらい泥だらけ」と語った。小牧・長久手の戦いの後、羽柴秀吉はさらに勢力を拡大し、織田信雄すら支配下に置いた。
信長の死後、徳川家康は武田の領地だった甲斐、信濃を支配した。信濃には防衛拠点、上田城を築いていて、敵の攻撃を阻む水堀をもうけていた。城の南側には千曲川が流れていた。城を治めていたのは真田昌幸だったが、秀吉に寝返ることになった。秀吉の勢力圏にある伊勢神宮の関係者、春松大夫は真田と交流があり、「どうする家康」の時代考証を担当する平山優氏は「秀吉とのパイプを持っていた」と話す。加えて、真田は上田城の弱点を見抜き、強化策を施していた。進撃した家康軍は敗北し、徳川方の武将たちは秀吉に鞍替えしていった。
徳川方であった真田が豊臣方に寝返ったことについて、松本潤は織田家、武田家、北条家、今川家に囲まれ、「どうする！？」と思案を重ねた若き日の家康の状況を思い出したという。河合敦氏は叩き上げの秀吉は一から家臣団を作ろうとし、才気あふれる子どもを育成したり、他の大名の重臣をヘッドハンティングしたなどと説明。目をつけた一人が家康軍の井伊直政で、高位を与えたこともあった。
豊臣秀吉は15年の歳月をかけて大阪城を完成させたが、大阪夏の陣で焼失してしまう。江戸幕府によって再建されたため、石垣、堀は徳川時代のもの。秀吉時代の大坂城は現在の4倍の広さを誇り、城は高級で美しい錦に喩えられた。なお、豊臣家の滅亡後、豊臣城は埋められ、その上に新しい城が築かれた。秀吉時代の石垣は地下に眠っていて、野面積みという最先端の技法が使われていた。また、下水道もつくらせ、衛生的な大都市を築き上げていた。1585年、秀吉軍は再び徳川家康と相まみえた。
松本潤は信長の死後に豊臣秀吉が行った中国大返しなど、秀吉の物事を思いついてから実行に移すまでのスピード感に感嘆するという。家康の忠臣を演じる板垣李光人は徳川方から寝返った真田にムカついてしまったといい、松本はコラボスペシャル後編でしっかり勉強したいと語った。
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- 大河ドラマ どうする家康徳川家康豊臣秀吉
「歴史探偵」の次回予告。