- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ 三田寛子 伊集院光 ケンドーコバヤシ カズレーザー 大友花恋 影山優佳 浮所飛貴(美 少年)
チャットGPTを会話相手・相談相手として使用している人などもいる。しかし中にはマインドコントロールされてしまう事例もある。ベルギーではAIとの会話に没頭し恋をしてしまった男性が命を絶つ事件が発生した。また学習データの偏りなどが原因で生成AIが性別や人種の差別を引き起こすことや犯罪に利用されることも問題になっている。チャットGPTは犯罪目的の回答を拒否する仕様だが、質問の仕方などを工夫することで犯罪につながる回答を引き出す手口もある。政治家や芸能人などはフェイク動画の被害にあいやすくバイデン大統領や岸田総理のフェイク動画なども出回った。
アメリカではパイロットを必要としないAI戦闘機の開発が進んでいる。将来的には人間のコントロールなしでAIの判断で攻撃をするロボットが登場する可能性もある。国連の報告書によると2020年リビアの内戦でAI兵器が使われたという報告がある。先月、EUでは世界初のAI規制法案が可決された。しかしAIを利用して経済発展を期待している国は規制に消極的となっている。世界レベルでのAI規制はなかなか難しいと言われている。
現在20~30代で投資を始める人が増えている。昔は貯金や預金の金利が最大8%で銀行などに預貯金するのが当たり前だった。重工業が発達していなかった当時、貸し出すお金がなかったため預金を促すため1人300万円まで無税になるサービスなども打ち出された。しかし悪用する人もいたため1988年に原則廃止となった。
今年2月時点で金利は0.001%だったが、先月日本銀行がマイナス金利政策を解除したことで普通預金の金利が少し上がり0.02%となった。日銀は賃金と物価の好循環が見通せるようになったとしてマイナス金利政策解除に踏み切った。
株の買い方はネットが主流だが、ネットがない時代は証券会社に行き口座開設と入金を行いラジオや新聞で情報収集し売り買いは店頭か電話での申し込みだった。東京証券取引所には2000人ほどの証券マンたちが集まり手のサインで情報伝達し売買を行っていた。
日経平均株価がバブル期より高い今、円安などの影響で主に海外の投資家が日本の株を買っている。また他の国も経済成長で株価が上昇しているという。1989年の東京市場の時価総額は世界の4割近くを占めていたが、今は世界の1割以下となっている。そんな中、AIを活用して投資診断や運用などを行うロボアドバイザーの利用者が急増している。AIが瞬時に判断するため値動きに影響を与えているという。
最近はポイント投資が増えており投資未経験者が投資を始めるキッカケの一つになっている。一方、ネットなどを使える人と使えない人の間に生じる情報格差が問題になっている。また投資詐欺も増加しており、SNSで池上彰のニセモノも登場している。
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