- 出演者
- 渡辺篤史
今回は新春1時間スペシャルとして存続の危機に瀕している20世紀の名作住宅たちのうち宿泊施設に生まれ変わった施設を紹介する。
古くから城下町として栄えた新潟県・上越市・高田にある浮遊のいえ(旧 北川邸)は京都駅ビルなどの設計で知られる建築家の原広司氏が手掛けた建物で、妻の両親である北側夫妻の住まいとして設計して昭和61年に竣工した。現在は民泊として運営されていて、高田の伝統的風景の雁木を後から設置できるよう考慮されて作られている。建物中は吹き抜けなど開放的な造りになっていて、各所に鶏を模った装飾が施されている。1階部分は主にコンクリート製の倉庫スペースになっていて、2階以降が木造の居住スペースとなっている。玄関ホールとリビングは1つの空間で、仕切りで部屋として区切ることもできる。リビング部分には掘りごたつがあり、宿泊者の憩いの場所となっている。
新潟・上越市にある宿泊施設「浮遊のいえ」を紹介。地域の街作り団体の協力でオープンしたとのこと。雪が積もっても快適に過ごせるよう居住スペースは2階に設けられている。宿泊料金は1泊4万円から。
2軒目は愛知・豊橋市にある「コルゲートハウス」。設備設計家の川合健二が建てた建物で、世界で初めてコルゲートパイプを構造に使っているという。
愛知県豊橋市のコルゲートハウス(旧川合邸)を訪ねた。川合健二の設計した実験住宅。オーナーの冨田さんは建築家で生前の川合健二との親交があった。土木用建材のコルゲートパイプで作られている。六角形の窓の一つ一つに照明を設置して幻想的な空間を演出するなど、川合健二の哲学が散りばめられた住宅として紹介された。
静岡県熱海市を訪ねた。來宮神社や熱海梅園などを紹介。翔月荘(旧テーテンス別邸)は登録有形文化財。設計は前川國男。東京文化会館や国立国会図書館などで有名。1942年ドイツ人設備設計家A・P・テーテンスの別荘として建築された。ドイツ人用なので天井が高く、室内は和洋折衷。南面は全面ガラス張りであたりの景色が一望できる。天井は日本伝統の大和張りにして湿気が抜けやすくしてある。一般にも開放されており、一棟貸し1泊2万5千円。
エンディング映像。
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- 渡辺篤史の建もの探訪
