- 出演者
- 忽滑谷こころ 田臥勇太 馬場雄大 菊池風磨(timelesz)
パリ五輪に向けて最も注目は、レイカーズ所属の八村塁。シーズン前、初めてパリ五輪への思いを語ると、NBAで新設されたカップ戦で初代王者の栄冠を手にした。今季のスタッツを見ると、昨季と比べ軒並みアップ。中でも3Pの成功率はリーグ12位の42.2%をマーク。その精度は練習でも披露。今季の八村について日本代表ホーバスHCは、軌道が高くなったという。アーチの弾道が改善されたことで3Pを量産しているという。進化の裏には、シーズン開幕前にレブロン・ジェームズに弟子入し2人で自主トレを行っていた。レブロンが特定の選手と自主トレを行うことは異例の事だという。レブロンのそばで八村は数多くのことを学んだ。その関係性はコート内でも、息のあったコンビプレーから得点、試合後には2人揃っておじぎパフォーマンス。
八村塁は五輪へ並々ならぬ思いがある。2021年東京五輪で0勝3敗で終えることになり、八村は「すごく悔しい結果だったが、世界大会や五輪に繋げられるような大会になった」などと語った。五輪で共に戦った富樫勇樹は、去年現地で八村の試合を観戦。今季八村に感じた成長は、オフボールの動きだったり、チームの中で活躍できるかを考えながらやっているのが印象的だったという。パリ五輪に向けて、ホーバスHCは「身長・パワーもアップする。経験もある。日本代表のシステムがルイにピッタリ合ってる」などと話した。馬場選手からみた八村の成長は、3Pの確率だという。田臥は「高さはいつも課題になるのでそこは克服できる」などと話した。
去年行われたワールドカップで、日本の歴史的快挙に貢献した馬場雄大。FIBAアジアカップ2025 予選の中国戦では、両チーム最多24得点と攻撃陣を常に牽引。コートの外では、長身と抜群のスタイルでモデル撮影もこなす。プレーでも見せる馬場の代名詞は高さと身体能力を生かしたダンクシュート「BABA BOOM」。ワールドカップでもBABA BOOMでゴールを量産。馬場のパリ五輪への新たな武器を本人に直撃。
菊池風磨が田臥勇太選手と馬場雄大選手に話を聞く。パリへ向けた馬場雄大選手の新たな武器は「ボールハンドリング」。ハンドリングとは相手に取られないためのスキルで、馬場選手がハンドリングを披露。ハンドリング強化をするために馬場は利き手ではない左手で食事しているという。
ことし、バスケの本場、米国を熱狂させた日本人選手が富永啓生選手。ことし4月、米国の大学リーグでわずか20名しか選ばれない、オールスターゲームに出場。前日に行われたスリーポイントコンテストで富永がその精密さを発揮した。憧れのNBA、スリーポイント歴代1位、ステフィンカリー選手になぞらえ、富永は現地では“和製カリー”と呼ばれている。大学ナンバーワンが集まる中、スリーポイントコンテストで日本人が初優勝。NBAを目指し、高校を卒業した2019年に単身米国に渡った富永。米国最高峰のリーグに所属するネブラスカ大学では中心選手へと成長を遂げた。本場米国でも熱狂させる富永のスリーポイント。そのすごさを際立たせているのが、スリーポイントラインよりも後ろからシュートを決めるディープスリー。このディープスリーが現地でも認められ、今シーズンのリーグでトップシューターの1位に選出されたほど。米国のネブラスカ大学ではチームメートと共同生活。富永が米国で磨いたスリーポイントシュートは、パリ五輪を決めたワールドカップでも多くのファンの記憶に刻まれた。カーボベルデ戦ではスリーポイントシュートの成功率は驚異の75%。富永はことし5月にネブラスカ大学を卒業。さらに婚約を報告し、充実ぶりを見せている。
菊池風磨が田臥勇太選手と馬場雄大選手に話を聞く。田臥期待の若手選手は、18歳の川島悠翔選手。2月のグアム戦で代表デビュー。川島は高校を中退して、NBAを目指しオーストラリアに渡り、NBAグローバルアカデミーでプレーしている。バスケ男子日本代表は、6月にオーストラリア、7月に韓国と試合を行い、7月27日のパリオリンピック初戦のドイツ戦に臨むという。