- 出演者
- 富澤たけし(サンドウィッチマン) 伊達みきお(サンドウィッチマン)
オープニング映像。今回は北海道大学病院。
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- 北海道大学病院
今回は北海道大学病院。サンドウィッチマンが一日限定のラジオ局を開設する。最初にやってきた37歳の女性は急に全身が痛くなり、皮膚筋炎という難病と診断され即入院することになったという。3か月入院してどんどん何もできなくなっていったという。辛い気持ちをなかなか出せずにいた、家族にも辛いとは言えなかったという。リハビリがはじまり担当の方の先生と毎日接して気持ちを汲み取ってくれていたという。お世話になったし迷惑をかけたと思うと話した。一時退院をするときにも、わがままでお風呂に入りたいと言ってしまったりして迷惑をかけたという。リハビリの先生たちはわがままを聞いて汲み取ってくれたおかげで安心感をもらえて感謝していると話した。リクエスト曲はMrs. GREEN APPLEのケセラセラ。
次にやってきた53歳の木村さんは今、手術の影響で喉に穴が空いていて麻痺をしているという。劇症型心筋炎でこの病院にやってきた。急激に心臓の筋肉の外側が炎症を起こして心臓が動かくなる病気。仕事で出張をしたときに体が苦しくなり、病院に行って即入院となった。木村さんはそこから記憶がないという。あとちょっと遅かったらアウトだったという。入院から3週間ほど意識がなく、意識が戻ってきてからは人工心臓補助装置をつけて移植を待つことになった。この装置をつけると24時間365日、誰かがついていなければならない。お腹から電源ケーブルが出ていて、バッグにはバッテリーと機械が入っている。近くにいる人も機械の扱いの勉強をしなければならない。家族は2日間、病院で勉強し、会社の方にも講習を受けてもらったという。今は心臓移植を待っている状態であと4~5年ほどというイメージだけどなるようになるしかないと話す。木村さんは全くネガティブにはならない、家族がそういう人たちなので、感化されたりしているという。家族は制限があったりしながら面倒みてくれているが、それもまだ道半ばだと話す。移植が終わったら山に行きたい、旭岳に行くと決めているという。
患者さんやご家族から寄せられたメッセージを紹介。30代のちいちゃん、夫の転勤で知り合いのいない北海道にきて突然の病で肝臓移植を受けることになった。心の支えになったのは移植チームの皆さん。毎日病室にきて声をかけてくれたという。命をいただいたので、命をつなぐ側になりたいと夫婦で話して、夫は骨髄バンクに登録して提供もしたという。28歳のあいたんまんさんからの投稿。去年10月に大好きな父が急性白血病と診断、母は泣き崩れ、私も胸が張り裂けそうだった。父のために造血幹細胞を提供することにした。父のためなら余裕のよっちゃん。父が退院したらまだ内緒にしている婚約の報告をしたいという。リクエスト曲はエド・シーランの「パーフェクト」。
やってきたのは車いすの内藤さん、33歳。こちらの病院には自己免疫性自律神経節障害で入院。抗体を自分で攻撃してしまい自律神経に障害が出てしまうという病気。胃と腸が動かずに点滴で栄養をとっている、オシッコは自力で出ないので管を出している。胃のチューブは胃に溜まったガスを出すためだという。今は3つの管が欠かせない状態だという。学校は卒業して看護師さんになった。医療従事者でもありながら病名を聞いたときはやっと治療できると思いホッとしたという。ただ、実際は卒業してから7年間は入退院を繰り返して働けずにいたという。ストレスがたまって脱走したこともあった。看護師さんたちが寄り添ってくれて、自分に置きかえて話してくれていた。復帰したらこういう看護師さんになりたいと思い頑張れたという。今は休職中だが明々後日から復帰するという。リクエスト曲はいきものがかりの「笑顔」。看護師さんがずっとループで聞かせてくれたいた曲だという。
患者さんやご家族から寄せられたメッセージを紹介。入院中のさとこさん、49歳からの投稿。今、原発巣不明神経内分泌癌と向き合っている。夜、痛くて眠れないときに背中をさすってくれる夫に感謝している。ねこちくわさんからの投稿。3人の子どもの母親で3人とも書字表出障害という学習障害があり、文字の認識が難しい。心が折れそうな日々が続いたが、好きなことをやらせてあげてという主治医の先生の言葉に救われ、3人の成長を前向きに見守っているという。おばらいくえさんからの投稿。17年前に旅先で追突事故にあい、頭部を損傷、脳が露出するほどの重症で意識不明で搬送された。軌跡的に回復し北海道に戻ってきたが、外見の変化もあり人と会うを避ける日々だった。誘われてこの病院ではじめたのが病院ボランティア、活動を通して生きる喜びを感じた。障害は残ったが今の私を生きているという。リクエスト曲はエレファントカシマシの「今宵の月のように」。
次にやってきたのは16歳のおおたかあすかさん。腸管神経節細胞僅少症という病気。生まれる前からわかっていた病気で腸が動く力が弱くて人工肛門で生活している。数年前に新たに腸のクローン病が見つかって小児外科と内科で治療をしているという。お腹でたまりやすい繊維質の野菜や海藻などが食べれないという。しらすが大好きで、目標は生しらす丼を食べることだという。できてたことができなくなるのはすごく辛いが、生まれつきだからほとんどこれが当たり前だという。人工肛門もかわいいと言って保育園の友達に見せたこともあるという。保育園の入る前に母が病気は個性だからダメなものでもないと教えてもらっていたという。今、学校は単位制で自分の時間割を自分で作っている。父と母と兄が支えてくれている、あすかの人生なんだから自分で決めていかなきゃならないと言われてきたという。あすかさんのお母さんにきてもらった。あすかさんのラジオを聞いて、成長したかなと思った。あすかさんが生まれる前から病気がわかっていたという。その時はそんなにショックだとか困ったわけではなく、せっかく授かった命なのでどんな子どもでも育てていこうというつもりでいたという。子どもが病気をネガティブにとらえて育つのはすごく嫌だった、病気でも自分を否定しないでそれを持って生きていってほしいと思っていたという。どうやって社会に出ていくように育てていこうかとは常に考えているという。病気があってこれから長い人生を生きていくが、病気と戦うとか勝つではなく一緒に抱えながら自分で納得できるような生き方をしてほしい、それに対してできることはサポートしていきたいと話した。リクエスト曲はミスチルの「水上バス」。
次にやってきたのはあさださん、54歳。腎盂がんで転移もしているという。抗がん剤の治療、免疫療法をしている。高校の先生で生物が専門。新しいクラスを持ったがすぐに入院することになってしまったという。そこからは投薬や検査をしながら仕事をしているが、副作用もありしんどいこともあるという。縁があって子どもたちとつながりを持ったのでそれが自分のモチベーションになっているという。生徒たちには病名を伝えているが、時間が宣告されていることは言っていないという。あさださんは1、2年だと余命宣告されている。余命宣告は最初は気持ちが追いつかなかったが、どこかで客観的に自分を見ている部分もあったという。自分の症状が副作用などを普段授業で教えていることと説明がついたりして、自分を題材に生物の授業をやっているぐらいでもいいかなと話す。きょうは、病院にいる皆さんにうまくいかないことだらけだけどお互い腐らずに行こうとエールを送りたくてラジオに出たという。リクエスト曲は中島みゆきの「ファイト!」。
北海道大学病院からの帰り、サンドウィッチマンは毎回思うが周りの人に感謝している人が多いと話した。生物の先生あさだ先生がアンモナイトの折り紙をくれた。
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