国営の新華社通信によると、マレーシアでおとといときのう行われた米中の閣僚級の貿易協議では、中国が規制を強化したレアアースの輸出規制や、相互関税の一時停止の期限延長などが話し合われた。李成綱商務次官は「アメリカの態度は強硬だったが、中国は断固として利益を守り、厳しい交渉の末、初歩的な合意に至った」としている。アメリカのベッセント財務長官も「首脳同士が話し合う枠組みが出来た」との認識を示した。一方、トランプ大統領はきのう、30日に予定される中国の習近平国家主席との首脳会談をめぐり、貿易問題などで「良い合意ができるだろう。中国も合意を望んでいる」と述べ、楽観的な見通しを示した。
