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オープニング映像。
ABS=アンチロック・ブレーキ・システムはタイヤがロックしないようにブレーキをコントロールするシステム。今回のガリバーは自動車用ブレーキシステムをてがける「アドヴィックス」。タアサイなブレーキシステムを一貫生産する国内トップクラスのメーカー。日本で生産される自動車の2台に1台、世界では10台に1台にアドヴィックスのブレーキシステムが搭載されている。
普通自動車の銃猟は1.5t前後。ブレーキペダルを踏むと油圧でブレーキをかける。ペダルを踏んだ力の168倍の力がディスクローターを挟んで止める。ブレーキパッドは摩擦で数百度に達することもあり、耐熱性や耐久性が求められる。ブレーキパッドの原材料はガラスや金属、樹脂、黒鉛などを混ぜて使う。アドヴィックスでは評価設備を自社工場に持つことで開発のスピードを上げている。
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アドヴィックスの年商は8372億円、従業員数は1万3842人。海外拠点は11の国と地域に31カ所。自動車用ディスクブレーキやEV・ハイブリッド車用制御ブレーキのほか、ブレーキとエンジンを制御する安全装置などを手掛けて国内シェアはトップクラス。世界でもトップ5。
現在、電動車は新車販売の6割超。アドヴィックスは前身となる会社で電動車に搭載される新たなブレーキシステム「回生協調ブレーキ」を世界に先駆けて開発した。電動車の走行中にアクセルを踏んだ状態ではバッテリーから電気を送ってモーターが回転しタイヤを回している。アクセルを離すと電気の供給が止まって、動いているタイヤの回転力がモーターを回している状態に。その抵抗力によって車が減速する。さらに、モーターが回転することで発電が起き、発生した電気はバッテリーに回収されて再び使うことができる。回生ブレーキと従来の油圧ブレーキをうまく協調させて使うシステムのことを回生協調ブレーキという。ゆっくり止まる時はできるだけ回生ブレーキを使ってエネルギーを回収して油圧ブレーキは最後に使う。はやく止まる時は油圧ブレーキを早めに効かせる。アドヴィックスの回生協調ブレーキは細やかなコントロールが可能。アドヴィックスのギヤポンプは制度よく油圧を調整できる。手ではめ込むのが難しいほど高い精度の加工技術が要求される。
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アドヴィックスの設立は2001年。アイシン、デンソー、住友電気工業という3社のブレーキ部門を統合してスタートした。ソフトとハードのエキスパートが集まってブレーキシステムの開発が加速した。その一例が横滑り防止装置の開発。日本では2012年に多くの新車で装着が義務化された。近年では快適性を追求したブレーキシステムを生み出している。
アドヴィックスが開発した新たなブレーキシステムのポイントは前輪と後輪のブレーキを別々に制御する技術。ドライバーの踏み込み具合や車の挙動を解析してブレーキのバランスを最適に配分してくれる。変化の激しい時代に立ち向かうため、アドヴィックスは新たな事業にもチャレンジしている。アドヴィックスがスタートアップ企業と共同開発した測定機器は画像を撮るだけでブレーキパッドの厚みを知ることができる。
アドヴィックスは若手エンジニアの育成を目的に2006年のETロボコンから参戦。過去6回の総合優勝を誇る強豪として知られている。
知られざるガリバーの次回予告。
