- 出演者
- 森田哲矢（さらば青春の光） バカリズム せいや（霜降り明星） 杉原千尋
オープニング映像。
1910年にはハレー彗星により地球の全生物が窒息死するというデマが広がり、自転車のチューブが爆売れした。12月25日のクリスマスはキリストの誕生日というのはデマ。キリストの誕生日は判明していないとされている。12月25日はヨーロッパでは太陽誕生の祝日で、同志社大学の関谷教授によるとキリストも太陽のように照らしてくれる存在ということでその日に合わせてお祝いするようになったという。ハート形の四葉の植物はクローバーではなくカタバミ。岩手大学の斎藤教授は、ハート形のため幸運になれそうと多くの人が勘違いしているのではと話している。うさぎは1匹だとさびしくて死ぬというのはデマ。ドラマ「ひとつ屋根の下」のセリフ「うさぎってさびしいと死んじゃう」というセリフがきっかけで広まった。さらに酒井法子「碧いうさぎ」にも「淋しすぎて死んでしまうわ」という歌詞があった。デマの影響で2匹以上で飼うケースが多いが、他のうさぎと一緒に飼うとむしろストレスがかかる。
奇抜で興味や感情を動かされるデマは広がりやすい。森田は「人は『おもろい』と信じてしまう」だと指摘した。シロクマはアザラシを襲うとき黒い鼻を手で隠して近づくというのはデマ。1983年に「アメリカ横断ウルトラクイズ」で出題された○×クイズの×の答えだった。「おもろい」が理由で広まったデマはドラマや映画の世界にも存在する。刑事ドラマでよく見る警察が犯人からの電話を逆探知はデマ。警察が逆探知するのでなくNTTに依頼して発信元を割り出してもらう。ドラマの逆探知シーンで登場していた機械は電話の音声転送機で逆探知をしているわけではない。医療ドラマでよく見る病院の屋上で医者と患者が話すシーンはデマ。医療専用コミュニティサイト「メドピア」のアンケートでも1位になった。転落事故・自殺防止のため病院の屋上は封鎖されている。警察が立てこもり犯に「完全に包囲されている」というシーンもデマ。
バカリズムは自身のライブで立てこもり犯に「完全に包囲されている」と呼びかけていた。森田はバカリズムがデマを拡散していると話した。またバカリズムは脚本を務めた「素敵な選TAXI」でも同様のシーンを描いた。バカリズムは連ドラ初脚本で市川森一脚本賞奨励賞を受賞した。森田はテレビ関係者は「この作品はフィクションです」が免罪符だと思っていると指摘した。
「『またいつか絶対このメンバーで番組やりましょう』はデマ」「Z世代チームにあのちゃんはデマ」「フリーアナウンサー森香澄、フリーアナウンサー鷲見玲奈、フジテレビアナウンサー杉原千尋はデマ」「『白って200色あんねん』はだぶんデマ」と森田が令和のデマを紹介した。
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