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今回の旅人の映枝は、伊豆半島の横川温泉郷「昭吉の湯」を訪れた。標高280mに建つ完全予約制の日帰り入浴施設。建物もお風呂もオーナーの手作り。敷地内の地下から掘り当てた源泉。泉質はアルカリ性単純温泉。天然の保湿成分と言われるメタケイ酸が多く含まれた軟水。湯船が2つあり、42℃ほどと38℃ほどから選べる。また、湯船には丸太が浮かべられており、その上でハンモックに揺られるように心地よい寝湯を楽しめる。
続いて映枝は下賀茂温泉の「花のおもてなし 南楽」という宿へ。時間によって男女が入れ替わる大浴場が2つある。1つは「甚兵衛の湯」。印象的な大きな壺からお湯が注がれる。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。組み上げの音が壺の中で反響している。外にはヒノキ造りの露天風呂がある。特別室（囲炉裏付き和モダン）にも、源泉を引いた露天風呂がついている。食事処でいただく夕食は、地元産の伊勢海老や、金目鯛のしゃぶしゃぶなどで構成される。もう1つの大浴場「宮の湯」にも、大きな壺がある。「甚兵衛の湯」とは異なる源泉が注がれている。こちらの露天風呂は和風な岩風呂となっている。
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- 下賀茂温泉花のおもてなし 南楽静岡県
「花のおもてなし 南楽」には2つの大浴場の他に、10種類もの貸切風呂がある。予約の必要はなく、鍵が開いていれば自由に何度でも入れる。自分のお気に入りを探すプチ湯めぐりが楽しめる。そのうちの1つ「四季の湯」は、内湯と露天風呂（壺風呂）がある広々とした造りをしている。
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続いて映枝は日帰り入浴施設「ポリネシア風呂」を訪れた。温室で熱帯の植物や果物を育てながら、日帰り入浴施設を営業している。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。南国でよく見られる植物「ブーゲンビリア」が湯船の上に覆いかぶさるように茂っている。
ポリネシア風呂から徒歩5分ほどの場所に「ホテル河内屋」はある。全24室の宿。1階にある客室には内湯と露天風呂がついている。外からの日差しが差し込む明るい内湯。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。敷地の中に建てられた櫓のような建物の中では、湯雨竹を用いて高温な源泉の温度調節を行っている。水を加えずに源泉そのままを提供したいという思いが感じられる。