- 出演者
- 井口浩之(ウエストランド) 久保田かずのぶ(とろサーモン)
大阪から東京に進出する際、久保田かずのぶは「引き止められる芸人もいるけど、俺らはいの一番、『どうぞどうぞ」だった」と明かした。
- キーワード
- ミキ
オープニング映像。
週刊文春で記者を務めていた中村竜太郎氏は死にかけた瞬間があった。井口は週刊誌の記者は記事によって相手の人生をめちゃめちゃにしかねない。その時のメンタルが気になる」と語った。
中村竜太郎氏は「週刊文春がスクープを連発する一方、世に出すには相当な厳しさがある」と振り返る。ネタ元との関係構築、張り込み、直撃、記事の執筆とやることは山のようにあり、駆け出し時代は「明日こそ、『仕事辞めます』と言おう」と思っていたという。ある大手企業の不正を取材していた際、新宿二丁目の古い雑居ビルで情報提供者Xと会うことになった。指定された部屋に到着すると、目つきの鋭い男が応対した。中村氏は招かれざる客と考え、雑談もすることなく、1時間が経過。上述した男はおもむろに世間話をし始め、飾ってあった日本刀を抜刀し、素振りを始めたという。中村氏は「これ以上取材するな」という意思だと受け取り、雑居ビルを後にしたという。
井口は週刊誌によって白日の元にさらされた事件もあることに感謝しつつ、芸人の取材エピソードも聴きたかったという。中村氏によると、週刊誌記者から突撃取材があった時、事実を答えるのが大事で、逃走すると記事に書かれてしまうという。久保田はM-1で優勝した後、劇場で出待ちしていいたファンに対応していると、週刊誌記者に突撃取材されたことがあった。ファンは引いていなくなり、記者からは「関係者に迷惑かけてるらしいですね」などと根掘り葉掘り聞かれた。久保田は証拠とばかりにカメラを回すと嫌がられ、逃げられた。後で映像を確認すると、手ブレがひどく、記者の口元しか映っていなかったという。井口、久保田は記者も実名と顔を出して記事を執筆するべきと訴える。
あるスキャンダルが報じられた後、井口は「寛容なコメントをSNSに投稿すると批判されてしまうのでできない。結果として、スキャンダルに対する辛辣な声がSNSにあふれる」などと話す。そして、取材時の危険な体験を明かしてくれた中村竜太郎氏に感謝しつつ、自分が仮になにかをやらかした時にはお手柔らかにお願いしたいという。久保田は「この記事なんやねんて山程あるから、善悪を嗅ぎ分けて真実を書き上げて欲しい」と要望した。
久保田は行きつけのバーで話しかけてきた男性にマイクパフォーマンスを要求され、ギャラを要求した。試しに100万円を要求すると、席を外した男性はジェラルミンケースを持って再び姿を見せた。急に怖くなった久保田は「ととと、とりあえず、30だけくれや」と交渉をスタート。結果的にマイクパフォーマンスを2回やったという。
「耳の穴かっぽじって聞け!」の次回予告。