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オープニング映像。
立ちはだかる壁と格闘し努力することで、大きな足跡を残した陳建一と奈良岡朋子のメッセージを伝える。
料理人・陳建一さんは昭和31年に東京で生まれた。父・建民さんは初めて日本に四川料理を広めたとされ、四川料理の神様と呼ばれた料理人。建民さんは昭和41年からきょうの料理に出演した。一家を題材にしたノンフィクションも出版され、その本を原作にしたドラマも作られた。父の姿に憧れて育った建一さんは大学卒業後、父の店で料理人の修業を始めた。建一さんにとって父の味を再現するのは至難の業だった。そんな中、父の「お前の味で頑張れ」という言葉に救われたそう。
平成2年、建一さんは父がかつて活躍したきょうの料理に初めて出演した。その後、約30年にわたってきょうの料理に出演し、中でも麻婆豆腐が話題となった。建一さんは父の「彼女 料理作る 今」という言葉を大切にしている。平成20年には現代の名工に選ばれた。建一さんは、作る人間の気持ちが料理にも伝わると考えている。
俳優の奈良岡朋子さんのリアリズムに徹した演技力は高い評価を受けた。奈良岡さんは昭和4年、東京生まれ。洋画家の父の元で育った。やがて戦争が激しくなり、15歳の時に東京大空襲に見舞われた。戦後は画家を目指して進学。舞台美術に興味を持ち、演劇部に入った。劇団民藝の研究生の試験を受けたところ合格した。ほどなくして奈良岡さんは主人公の恋人役に抜擢された。奈良岡さんは父に俳優の道へ進むことを告げると、父から「俺の目の黒いうちは一切絵を描いてはならん」と言われ、覚悟を決めて芝居に取り組むも思うような演技が出来ない日々が続いた。次第に追い詰められていった奈良岡さんだったが、自分の中で最後だと決めて臨んだ舞台で良い評価をもらった。その後、奈良岡さんの演技は高く評価され、映画やテレビドラマにも引っ張りだことなった。
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- ありがとうかもめどですかでんイルクーツク物語カミサマの恋スタジオパークからこんにちはステージドアゼロの焦点ハイビジョン特集ミュージック・ポートレイト世界・わが心の旅劇団民藝北林谷栄大竹しのぶ奈良岡朋子奈良岡正夫女子美術専門学校宇野重吉森雅之江原真二郎清水将夫滝沢修
奈良岡さんは、映画やテレビで活躍しながらも仕事の中心はあくまで舞台で、1年の内8か月旅公演に出かける生活を長年続け、ドラマなどのナレーションでも活躍した。晩年、ライフワークとして取り組んだのが、黒い雨の朗読劇だった。演技では後輩たちへのアドバイスを積極的に行った。
エンディング映像。
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- 奈良岡朋子課外授業 ようこそ先輩陳建一
耳をすませばの次回予告。
「あの日 あのとき あの番組」の番組宣伝。
「超絶神業!マジックバトル」の番組宣伝。
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2023年12月29日(6:10)