2023年11月22日放送 4:00 - 4:10 NHK総合

視点・論点
「建国100年 トルコは何を目指すのか」

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(視点・論点)
建国100年 トルコは何を目指すのか

トルコの前進はオスマン帝国で、広大な領土を支配していたが、第1次世界大戦で敗北。だが、のちに初代大統領となるムスタファ・ケマル・アタチュルクを中心に進駐してきた外国軍と戦い、1923年10月29日、トルコ共和国の建国を宣言した。37年の憲法改正で世俗国家になることを宣言し、宗教が公の場に入ることを禁止した。その後、東部に多いクルド人の分離独立運動が起き、90年代にトルコ軍と激闘を繰り広げた。また、国家をイスラムから切り離すという世俗主義は保守的なイスラム教徒から理解を得られず、99年の大震災で破綻寸前に追い込まれた。02年の総選挙で圧勝したのがエルドアン大統領で、民主主義を定着させるべく、軍部が政治に干渉できないように努めた。保守的なイスラム教徒が自由に生きられるよう自由を拡大させ、EUの加盟を目指しているが交渉は進んでいない。

キーワード
クルド労働者党ムスタファ・ケマル・アタテュルクレジェップ・タイイップ・エルドアン欧州連合

トルコは経済成長を実現し、内戦で国を追われたシリア難民を受け入れるなど、弱者には優しいというイスラムの倫理を実践している。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後、トルコは国連総会でのロシア非難決議に参加したが、経済制裁には参加していない。独自の外交を続け、ハマスとイスラエルの衝突後、エルドアン大統領は人権重視を掲げてきた欧米が子どもの犠牲を食い止めないことを厳しく批判している。

キーワード
ハマースレジェップ・タイイップ・エルドアン欧州連合
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