2023年8月22日放送 23:50 - 0:35 NHK総合

解体キングダム
選 世界初の新工法 超高層ビルを解体せよ

出演者
伊野尾慧 
(オープニング)
オープニング
(解体キングダム)
解体ファイル5 東洋一の高さを誇った世界貿易センタービルディング

東京・港区にある世界貿易センタービルディングは高さ162m。1970年に竣工。超高層なので工事用エレベーターでのぼる。風で物が落ちる危険があるため階上解体をせずに新工法のスラッシュカット工法を行う。手作業で床や壁を小分けにカットし開口部から下ろす。重機を使わないため騒音や粉塵も抑えられる。特許技術のスラブカッターは刃の角度が30°で切り離したブロックが落ちずにすむ。切断が終わるとタワークレーンで地上へ下ろす。超絶ミッションは大成功。

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スラッシュカット工法世界貿易センタービルディング港区(東京)
解体マメ知識 超高層ビル物語

日本で初めて超高層ビルができたのは1968年の霞が関ビル。1970年、世界貿易センタービルディングが竣工し当時東洋一高いビルとして大きな話題に。隣接する浜松町駅ではビル風が発生し落下防止の柵が設置された。超高層ビルは現在1000棟以上。今後解体工事も増えると予想され世界貿易センタービルディングはその試金石となる。

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世界貿易センタービルディング京王プラザホテル新宿住友ビルディング浜松町駅霞が関ビルディング
解体ファイル5 東洋一の高さを誇った世界貿易センタービルディング

世界貿易センタービル解体の最大の難関は複雑な形をした外壁。重心が不安定になっているためバランスを崩せば事故の恐れも。宙に浮いてるせり下げ足場を使って窓ガラスやパネルの撤去が完了した。いよいよ外壁の吊り下げに挑む。任されたのはとび職人の西城三紀夫さん。父・正さんはこのビルの建設に携わったという。今回開発された切り札が4点自動つり上げ装置で4本のチェーンを細かく調整し積荷のバランスを自在に操ることができる。最新の技術はあるがバランスを見極めるのは熟練の技。重さ6.4トンの外壁が切り離され足場に衝突することなく外された。超絶ミッション大成功。その後も作業は続けられ2月25日、西城さんが最後の作業をした。実はこの解体工事の期間中に西城さんの父・正さんが亡くなった。今回の解体は西城さんにとって忘れられないものになったという。工事が始まってから1年8か月、ビルは完全に姿を消していた。跡地には新たなビルが建てられる予定。伊野尾慧は当時の最先端の技術で作られたものをまた時代を経て新しい技術で解体していくのは面白いですねと話した。

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世界貿易センタービルディング港区(東京)西城正
(エンディング)
エンディング

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