- 出演者
- 大本彩乃(Perfume) 西脇綾香(Perfume) 樫野有香(Perfume)
世界的名画を3DCGで再現。作品が生まれた本当の理由を知る。
オープニング映像。
SOMPO美術館に所蔵のゴッホの名画「ひまわり」。1987年、日本の保険会社が53億円でオークションにより落札。生前は2000枚を描いたゴッホだが、その頃には絵が殆ど売れず。今では傑作とされているものの多くは、「ひまわり」を描いてからの数年間のうちに描いたもの。その「ひまわり」を3DCGで絵の具の凹凸まで再現。拡大してみると「絵の具の飛びはねを気にしない」「速描き」「計画的に試しながら描く」などの特徴が見て取れる。
ゴッホの名画「ひまわり」は、フランス南部アルルで描かれた作品。ゴッホはその街に行く前の2年間、パリ在住。その頃の作品に描かれたひまわりは枯れているものばかり。生まれはオランダ・ズンデルトの協会から徒歩1分のところ。現在はゴッホ博物館に。少年時代に見ていたという絵のレプリカなど展示。牧師や美術商など目指すも、他人との距離感をはかれず挫折。画家になると、都市化や工業化が進む中でも誠実に生きる庶民の姿を描くように。当初は評価されず、弟とともに芸術の中心地パリの歓楽街モンマルトルへ。印象派の画家に影響を受けたほか、花を描くなどして色彩研究に没頭。
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- じゃがいもを食べる人々ひまわりアルル(フランス)クロード・モネサン・ピエール広場を散歩する恋人たちジョルジュ・スーラズンデルト(オランダ)テオドルス・ファン・ゴッホピエール=オーギュスト・ルノワールフィンセント・ファン・ゴッホモンマルトル(フランス)
19世紀、パリでは裕福な市民が台頭。彼らの間では家に絵を飾ることが流行。中でも人気は花の絵。その一環で生まれたとされるゴッホの「ひまわり」を番組が3DCGで再現。細かく見てみると、「黄色系の色だけで描く」など挑戦の跡が。生前には「眼の前に有るものを正確に描かず、自分自身の思うがままに色を使っている」との発言も。
かつてゴッホが住んだ南仏アルル。ローマ帝国時代は交易の要衝として栄え、当時の姿を今に伝える。ゴッホは生前、この地域について「日本と同じくらい色彩が美しい」など発言。当時、欧州の画家の間では日本画がブームに。夏になると一面にひまわりが咲く。ゴッホは最長10日ほどで計7枚の「ひまわり」を描いたとされる。7枚とも同じ花を描いたのは、自宅を共同生活の拠点にしたい思いから、友人の画家ゴーギャンなどに贈り物として贈るため。ゴーギャンも「ひまわり」を高く評価していたそう。番組では、ゴッホが作りたかったとされるアトリエを3DCGで再現。広さは24平米、部屋中に「ひまわり」が。
名画「ひまわり」を描いたゴッホは、その後も「糸杉のある麦畑」など名画を生んで名声を確実に。ゴーギャンなど恩人の存在も。
エンディング映像。