JPモルガン証券・高田さんの予想レンジは37800~38500円。注目ポイントは「アメリカ保護主義と不確実性への備え」とし、「足元のグローバル株式は方向感が見出しづらい状況。これには日本株投資家も含めて多くの参加者がトランプ次期大統領の政策姿勢を吟味している影響がある。なかでも株式市場ではトランプ第一次政権の記憶から米国の貿易・技術政策面での保護主義化が焦点となっている。仮に貿易戦争を巻き起こす事態となればそれ自身が世界的な不確実性の増大を引き起こす確立が高い位置になると見られる。不確実性が高まると日本株に対しネガティブな影響が生じかねないと見ている。ただ前回の貿易戦争中はグローバル投資家が日本のみならずアジア圏全体を慎重評価していた傾向がある。来年以降貿易政策を含むアメリカのアジア外交戦略の全体像が重要と言えそう。日本株投資家のマインドが慎重に傾いてしまっているのは過去のパターンを否定するうえで十分な材料不足に起因している可能性がある。」などと述べた。