- 出演者
- 田中裕二(爆笑問題) 太田光(爆笑問題) 阿川佐和子 石原良純 伊集院光 山本博(ロバート) 影山優佳 河合敦 川島如恵留(Travis Japan) 千葉公慈 武藤十夢
オープニング映像。
岡山県「円珠院」には人魚のミイラが眠っている。書状には約250年前、土佐で漁師が引き揚げた網にかかっていたという。奇妙な生き物は大阪の市場に運ばれ備後に住む人物が購入。約150年後、人手に渡った人魚はミイラとなりお寺に預けられた。今回、専門家によって人魚ミイラの成分を分析した。
江戸時代では珍しい生き物を見ると厄災を逃れ無病息災などの御利益があると考えられていた。人魚ミイラの正体は厄除けの願いを叶えるために造られた精巧な造形されたものだったと考えられる。
岐阜県の岩屋岩蔭遺跡と巨石群は一説には5000年前の遺跡といわれているが、最新研究で驚きの仕掛けが判明した。2023年、フランスの調査団が視察に訪れるなど世界から注目を集めている。巨石群は近年の研究で縄文人が運んだ可能性が高いことが分かった。
岐阜県にある巨石群は人の手によって動かされたと考えられる。7000万年前の火山噴火でできたもので、石が冷えて固まる過程で当時の磁場と同じ方向で冷えて固まるが巨石群は磁気がバラバラの方向を持っているため人為的に組まれたものの可能性がある。
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縄文人が巨石を運んだ謎を解く鍵は石の間の小さな隙間。夏の間だけスポット上の光が入るように設計されたと考えられる。さらに巨石には掘られた窪みは地面にさす光の大きさが一致している。縄文時代の人々の手によって暦が使われていた可能性がある。また岩屋岩蔭遺跡には冬の終わりと始まりを示す仕掛けが施されている。夏と冬の訪れを確認して計画的な食糧確保を行っていたと考えられる。縄文時代は高い建築技術があり、青森「三内丸山遺跡」では巨大な柱の穴が見つかっている。
2023年、アメリカ国防総省は未確認空中現象の専門サイトを開設。軍が撮影した動画を科学的に分析するなど真相解明に乗り出している。UFOの存在が世界で注目されるようになったのは80年ほど前と言われているが、江戸時代の日本でUFOそっくりの乗り物が古文書に描かれている。古文書「漂流記集」によると、円盤型乗り物が漂着し眉毛と髪の毛が赤黒い女性が乗っていたとのこと。この事件を記したと思われる古文書は全国各地で見つかっている。専門家は、公的な記録がないため外国人漂流者の可能性は低いとした。
近年見つかった資料によって円盤型乗り物が漂着した海岸は茨城・神栖市の舎利浜と特定された。神栖市にはUFO事件そっくりの「金色姫伝説」という伝説が伝わっている。UFO事件は金色姫伝説をベースに創作された可能性が高い。金色姫は日本に養蚕技術をもたらした蚕の神様の伝説として伝わり信仰の対象になった。専門家は金色姫伝説を思わせる事件で興味をひこうと考えたのではないかとした。
看聞日記には1420年6月29日、京都の将軍の屋敷で空からフナが降ってきたことが記されている。不吉なことが起こる前兆として捉えていた。こうした記録は明治時代の新聞にも残っている。空から魚が降る現象の原因は、鳥が運んできた説と竜巻で運ばれた説がある。
「吉備津神社」には鬼の伝説が記された史料が保管されている。桃太郎伝説のもとになったと考えられる史料で、約1700年前にあった事件が記されている。吉備津彦命によって退治された鬼の首は吉備津神社内のかまどの下に埋められ今でも鬼の唸り声が聞こえると言い伝えられている。釜の上にせいろを置きお米を入れて炊くと鬼の唸り声が聞こえるという神事が行われており強弱で願いが叶うかどうかを占う。
岡山県には多くの鬼の伝説がある。千引カナクロ谷製鉄遺跡では製鉄技術があった痕跡が見つかっている。製鉄技術は外国から伝わったと言われている。鬼ノ城と千引カナクロ谷製鉄遺跡は外国人とつながりがあった可能性がある。鬼の正体は外国人の可能性がある。日本では異国から攻めてくる外国人を鬼と呼んだ歴史がある。この地方に伝わる伝説では朝鮮半島から渡ってきた人たちが住み着いており、製鉄技術を狙い当時の日本の政権が戦争を仕掛けたとも言われている。
三重・尾鷲市の江戸時代の古文書には日本にはいないはずのワニの記録が残されている。専門家によると、日本にワニがたどり着いていた可能性はあるという。遊泳能力が高いイリエワニが過去に日本で発見された例もある。
香川県「金刀比羅宮」の「こんぴら」は、インドのガンジス川にすむワニを神格化した仏教の守護神クンビーラの名前が変化したことが由来とも言われている。紀州藩はワニを尊いものとして捜索していた可能性がある。
山形・蔵王で観測される樹氷は気温が-10℃以下の時に空気中の水蒸気などが樹木に吹きつけられ凍結することで発生する。江戸時代、京都で街中がパニックになった自然現象がある。記録によると巨大な赤い光が空を真っ赤に染めたという。
1770年7月28日、日本全国・アジアで謎の赤い光が目撃された。この光の正体はオーロラ。オーロラは太陽から放出されるプラズマガスと地球の大気がぶつかることで発生する。1770年7月28日、太陽は太陽フレアという大爆発を起こした可能性がある。大規模な太陽フレアが発生すると通常の何倍ものプラズマガスが地球に向ってくる。太陽フレアの規模が大きかったためオーロラが見える範囲に変化が起きたと考えられる。緯度の低い場所ではオーロラは赤く見える。
総務省は大規模な太陽フレアが引き起こす最悪のシナリオを発表し警戒を促している。大規模なフレアが発生すると通信やGPSの障害、航空・衛星運用障害、電力網の障害が起こる可能性がある。巨大な太陽フレアが発生すると電磁波や大量のプラズマガスが地球を襲い場所によりスマホが断続的に使えなくなり人工衛星の測位にも障害が発生。都市機能が停止する可能性がある。
太陽フレアによる通信障害は世界各地で起きている。1989年3月、カナダでは約9時間の停電が発生。2022年2月にも人工衛星約40基が墜落。大規模な太陽フレアが今年から来年にかけて起こる可能性が高いと言われている。太陽フレアは黒点を中心に起こるが、太陽は約27日間かけて回転しているため太陽の裏側にある時は爆発しても影響はない。また太陽フレアが発生せずに自然消滅することもある。
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- ケベック州(カナダ)情報通信研究機構
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