- 出演者
- 長嶋一茂 高島彩 松井ケムリ(令和ロマン)
オープニングトーク。生活ですぐに使える「お得なマネー情報」を一から学ぶ番組。松井ケムリの父親は証券会社の副会長とのこと。
オープニング映像。
一から学ぶ「得する年金の増やし方」。経済ジャーナリスト渋谷和宏が特別作成したアプリに沿って授業する。はじめに国民年金と厚生年金について。国民年金は国民全員が加入するもので、厚生年金は会社員・公務員などが加入する。年金は義務であり、悪質な滞納者は財産が差し押さえられることもあるという。年金にの仕組みについて解説。年金は貯金ではなく賦課方式で、世代間扶養の考え方が基本になっている。年金保険料を支払う現役世代が減少しており、その対策として国は直轄の法人GPIFで運用して増やしている。
一から学ぶ「得する年金の増やし方」。経済ジャーナリスト渋谷和宏が授業する。今からできる私的年金の積み立てについて解説。私的年金には企業年金やiDeCoがある。iDeCoは証券会社などに掛金を支払って運用してもらい、老後に掛金と運用利益を年金として受け取るシステム。65歳未満までできるほか、掛金は所得控除、運用益は非課税、受け取り時に税制優遇というメリットもある。
年金は原則65歳から受給できるが早くて60歳、遅くて75歳からに変更できる。1年遅らせると8.4%増額し、75歳まで遅らせると84%増える。受給開始は一度決めたら変えられない。
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一から学ぶ得する年金の増やし方。続いては「年間40万円増額も!?加給年金を申請」。加給年金には条件がある、本人が65歳以上で厚生年金に20年以上加入した場合、配偶者が65歳未満、3つ目は本人と配偶者が生計維持関係にある。配偶者の厚生年金の加入期間が20年未満であること。街の人は加給年金について「わからない」「普通はわからないとおもう」「もうもらっている月3万円くらい」などコメント。アンケートでは90%以上が詳しく理解してなかった。65歳の誕生日の前に届く書類として年金請求書というものがあるが、そこに加給年金の申請欄も含まれているという。専門家の渋谷先生は「年金請求書は書類が多く内容も複雑、加給年金を落としている人が多いと考えられる」などコメント。加給年金についてはあらかじめ知っておくことが大切。
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一から学ぶ得する年金の増やし方。1600万件未解決!消えた年金を探す。消えた年金とは持ち主不明の年金。2007年公的年金の年金番号を基礎年金番号に統合する際のミスで発生。本来もらえるはずの年金が本人に届いていないケース。2007年当初は約5000万件あったと言われているが、現在も1600万件以上が未解決。年金が行方不明になりやすい3つのケースは「転職経験がある」「結婚や離婚で苗字が変わった」「名前の読みに特徴がある」場合。この問題に関しては国のミスが原因。該当しそうな人にはハガキが届く場合がある。自分で探す場合はインターネットのねんきんネットで記録の漏れを確認することが大切。
消えた年金は故人の年金も請求できる。年金時効特例法という法律ができたため、亡くなっていても年金をもらっていた人でも遺族がもらうことができる。厚生年金の前身である労働者年金保険法は戦時下に発足したもので、その時代に軍需工場などで働いていた人達はその時働いた分の年金がもらえると知らないままの人が多いという。日本の年金の始まりは1942年。働く男性を対象に、労働者年金保険法がスターとした。1954年には現在の厚生年金に改正されるが、その間が空白の12年となっている。1942年は戦時中で国民には周知されず年金に入っていることを知らない人も多かったという。この12年の間に会社で働いていた人は本来もらえるはずの年金がある人もいるという。父親が亡くなった後、2000万円もの年金が見つかった人もいる。年金事務所に問い合わせる場合には事前に故人が企業に所属していた事実確認をしておく必要があるという。
長嶋一茂が復習テストに取り組む。年金受給額を増やすための4つのポイントを振り返る。1つは私的年金の積立をする、 2つめは受給開始を遅らせる、3つめは加給年金を申請する、4つは消えた年金を探す。長嶋一茂はなんとか4問正解し、単位を取得。
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次に住宅マネーについて学ぶ。今、高齢者への貸し渋りで漂流老人の存在が社会問題化。今、自分の予算に合わせた終の棲家の選択肢があるという。シニア向け賃貸の費用などについて紹介する。
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- 毎日新聞ニュースサイト
65歳以上を対象にした高齢期の住み替えに関するアンケートで、高齢者が住まいに抱える一番の不安は、自宅で倒れても誰にも気づかれないこと。高野は、終のすみかを選ぶときは、倒れた時のリスクをどうするかが重要になるなどと話した。
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- LIFULL介護
東京・世田谷区にある見守り型賃貸マンション「ヘーベルVillage用賀玉川台」。玄関には、扉の開閉を感知するセンサーが備えられていて、一定時間以上開かないと、警備会社に連絡がいく。トイレには、倒れても手が届く位置に緊急ボタンが設置されている。家賃は、29万6000円。千葉市にある「スマートコミュニティ稲毛」は現在、約900人が暮らす日本最大級のシニア向け分譲マンション。入口に、24時間コンシェルジュが常駐し、訪問者をチェックしている。月の利用料約11万円を支払えば、敷地内のレストランで、朝夕の食事を15種類のメニューから選べる。約100種類のアクティビティも利用できる。
シニア向け分譲マンションの値段は、約500~2500万円。分譲タイプは資産になるため、後に売却して、介護施設の入居費用にすることもできる。見守り型シニア向けマンションは、けがや病気のリスクに備えられるが、購入する場合には予算が必要になる。
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- 練馬(東京)
「サ高住」とは、サービス付き高齢者向け住宅のこと。費用は、敷金と月額利用料が基本。安否確認と生活相談のサービスが受けられる。常駐する専門職員が入居者の状況を確認したり、入居者の困りごとに対応したりする。神奈川県川崎市にある「リハビリふくや高津館」には、現在26人が暮らしている。室内は、バリアフリー構造になっている。
サ高住のこの施設には、施設内にリハビリマシンが設置されていて、入居者は自由に利用できる。月額利用料は、9万9000円から。入居金は0円。サ高住やその運営会社に対して、国などから補助金が出ているため、費用を安くできるという。家賃やサービスは施設によって異なるため、事前に調べることが重要だ。
住宅マネーに関する復習テストに挑戦。長嶋は、サ高住で受けられるもう一つのサービス「安否確認」が答えられず、3問中2問正解。高野は、評価は「可」として、長嶋は単位をゲットした。
エンディングトーク。長嶋は、自分の介護施設をいつ建設しようか考えている、仲のいい友人みんなでお金を出し合って、医師や介護士も常駐してもらうようにしたいなどと話した。