消えた年金は故人の年金も請求できる。年金時効特例法という法律ができたため、亡くなっていても年金をもらっていた人でも遺族がもらうことができる。厚生年金の前身である労働者年金保険法は戦時下に発足したもので、その時代に軍需工場などで働いていた人達はその時働いた分の年金がもらえると知らないままの人が多いという。日本の年金の始まりは1942年。働く男性を対象に、労働者年金保険法がスターとした。1954年には現在の厚生年金に改正されるが、その間が空白の12年となっている。1942年は戦時中で国民には周知されず年金に入っていることを知らない人も多かったという。この12年の間に会社で働いていた人は本来もらえるはずの年金がある人もいるという。父親が亡くなった後、2000万円もの年金が見つかった人もいる。年金事務所に問い合わせる場合には事前に故人が企業に所属していた事実確認をしておく必要があるという。