2023年7月16日放送 12:54 - 14:00 テレビ東京

開運!なんでも鑑定団
茨城出身<世界的巨匠>彫刻&昭和<月光仮面>秘宝

出演者
福澤朗 今田耕司 片渕茜 千秋 西川悟平 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

今田耕司はきのうが57歳の誕生日だったと話した。

(開運!なんでも鑑定団)
ゲスト ピアニスト 西川悟平

本日のゲストはピアニストの西川悟平さん。一部の指を思うように動かせないというハンデを負いながらも見事な演奏で世界を魅了している。1974年に大阪・堺市に生まれ、ピアノを始めたのは15歳のとき。猛特訓の末に大阪音楽大学短期大学部に進学。卒業後はデパートの和菓子売場で働きながらピアノを続けていたが、24歳の時にアメリカから来日したピアノデュオのコンサートの前座で10分間コンサートしたところスカウトされた。しかし、26歳の時にジストニアを発症。2度とピアノを弾くことはできないと言われたが、幼稚園できらきら星を弾いたところ子どもたちが単純に演奏を楽しむ姿に「今動く指で弾けばいい」と考えられるようになったという。リハビリを続けて7本の指を動かせるようになり、独自の奏法で再起を果たした。

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きらきら星カーネギー・ホールジストニアスタインウェイホールディヴィッド・ブラッドショーニューヨーク(アメリカ)プレリュード イ短調リンカーンセンター堺市(大阪)大阪音楽大学愛のテーマ東京パラリンピック閉会式西川悟平

ゲストの西川悟平さんが登場。西川さんは独自の演奏法について説明。今田の演奏が好きだと話した。

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Summerカーネギー・ホール今田耕司 公式「今ちゃんねる。」
ゲスト 西川悟平 ブリキの音楽隊

西川悟平さんのお宝はブリキの音楽隊のおもちゃ。1999年にニューヨークで先生からもらったものだという。ねじを巻くと動き出す仕掛けがある。本人評価額は20万円、鑑定結果は10万円だった。1940年代につくられたもので、アメリカの漫画家アル・キャップが新聞に連載していた「リル・アブナー」のおもちゃだという。

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アル・キャップリル・アブナー
東京都中野区

次の依頼人は東京・中野区の百代さん。大正13年生まれの98歳。女子美術専門学校に結婚し3人の子宝に恵まれたが戦後は苦労の連続だったという。お宝は骨董好きの義父が大事にしていた掛け軸だという。義父の義金さんは戦後に広告代理店を設立、昭和29年に自宅を新築する少し前に美術商から購入したもの。百代さんは当時はあまり興味がなかったが、その後東京国立博物館でそっくりな絵を見たという。

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中野区(東京)女子美術専門学校東京国立博物館
義父が大事にしていた 酒井抱一の花鳥画

藤原百代さんのお宝は酒井抱一の花鳥画二幅。百代さんは展覧会で見た絵に似ているので本物だと思っていると話した。

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酒井抱一
江戸琳派の巨匠 酒井抱一

桃山時代も俵屋宗達が創始、江戸時代中期に尾形光琳が大成した琳派。その数十年後に現れた後継者が酒井抱一。1761年江戸の生まれ。12歳の時に兄・忠以が姫路藩主となり、兄の元で文人たちと交流を持ち早くから書画や俳諧に親しんだ。30歳の時に兄が急逝、37歳で出家。この頃から抱一の号を用いて美の世界に没頭するようになり、尾形光琳を師とあおぐようになった。1821年に一橋家からの依頼で取り組んだのが光琳の「風神雷神図屏風の裏絵」の製作。抱一は気品に満ちた表裏一体の作品を作り上げた。60歳を過ぎた頃から手掛けたのが「花鳥十二ヶ月図」。依頼品は酒井抱一の花鳥画二幅。一幅は あじさいにトンボ、もう一幅は菊の絵。果たして鑑定やいかに。

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義父が大事にしていた 酒井抱一の花鳥画

依頼品は酒井抱一の花鳥画二幅。依頼人の本人評価額は95万円、鑑定結果は5万円だった。酒井抱一の作品ではないということだった。

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酒井抱一
第18回 人形鑑定大会
コーナーオープニング

第18回人形鑑定大会。ゲストコメンテーターは千秋。

初代 小倉圓平の満洲風俗人形

伊藤さんのお宝は初代小倉圓平作の満洲風俗人形。陶芸家・小倉圓平は戦前、満州に渡り土人形などを製作し人気を博した。本人評価額は9万3千円、鑑定額は30万円。

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一輪車を押す男性兵庫県圓平人形大道芸人「猿回し」小倉圓平杏仁茶売り満州満洲風俗人形
ブリキの月光仮面

曽我部さんのお宝はブリキの月光仮面。父が閉店したおもちゃ店から譲ってもらったもの。本人評価額は30万円、鑑定額は25万円。ブルマァクが販売していたアニメ版のおもちゃ。

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ブルマァク月光仮面
歩行人形

川北さんのお宝は歩行人形。人形店「吉徳」のカタログで知りネットオークションで10万円で落札したという。本人評価額は10万円。

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吉徳山崎静代

川北さんのお宝は歩行人形。鑑定額は20万円。昭和15年の吉徳の新商品。

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吉徳
清水六兵衛の半託迦尊者像

近藤さんのお宝は清水六兵衛の半託迦尊者像。70年程前、父が近所の寺に飾られていた像に一目惚れし譲ってもらったという。本人評価額は100万円、鑑定額は35万円。清水六兵衛の作品ではないが名作だという。

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半託迦尊者像清水六兵衛
仲秀英の雛飾り

彦坂さんのお宝は仲秀英の雛飾り。本人評価額は50万円、鑑定額は110万円。仲秀英は江戸で3代続いた名工。おそらく2代目の作品だという。入っていた箱から「七澤屋」で扱ったことが分かる加茂人形は新発見。

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トイ・ストーリー七澤屋仲秀英美山に暮らす
(開運!なんでも鑑定団)
茨城県茨城町

続いての依頼人は茨城県茨城町でグループホームを営む久保田啓藏さん。彫刻が趣味だという久保田さんのお宝は茨城出身の彫刻家による大作だという。

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いばらき健康管理センターグループホームひぬまセントラル医学検査研究所茨城町(茨城)
木内克のブロンズ像

久保田さんのお宝は木内克のブロンズ像。200万円で購入したものだという。

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木内克
彫刻家 木内克

彫刻家・木内克は1892年に茨城県水戸市に生まれる。22歳で朝倉文夫の彫塑塾に入門して以降は文展で入選を重ね、29歳で渡仏。E=A・ブールデルの下で西洋彫刻を目にし、一から学び直すことを志して古今の名作を観察した。こうした中で出会ったのがタナグラ人形と呼ばれる古代ギリシアのテラコッタだった。タナグラ人形に人間本来の美を見出した木内は14年間にわたりフランスで試行錯誤を続け、帰国後も日本美術界からは距離を置いて制作を続けた。1948年に朝井閑右衛門の勧めで新樹会展にテラコッタを出品し、圧倒的な迫力と気高さで日本彫刻界に衝撃を与える。その後は少数ながらブロンズ像も手掛け、日本彫刻界を牽引した。今回の依頼品は台座に1962年と刻まれた高さ186cmのブロンズ像となっている。

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アルヴェアル将軍像アントワーヌ・ブールデルエーゲ海に捧ぐ土くれ女の顔朝井閑右衛門朝倉文夫木内克水戸市(茨城)裸婦像足をあげる女
木内克のブロンズ像

依頼品の本人評価額は200万円。鑑定結果はテラコッタの表現力とブールデルの技法が組み合わされた名品で800万円となった。同様のブロンズ像は5体程度しか鋳造されておらず、他の作品は屋外展示で劣化が進んでいるため状態の良い依頼品は大変希少だという。

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熊谷市役所茨城県近代美術館
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