2024年8月11日放送 12:54 - 14:00 テレビ東京

開運!なんでも鑑定団
▼超ド級1200万円宝VS今田!片渕アナ最終回

出演者
福澤朗 今田耕司 片渕茜 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。片渕は1200万円の書を見抜けるかなど。

オープニングトーク

片渕茜が本日をもって番組を卒業する。その後は報道部所属のキャスター兼記者になるという。今日で最後のため鑑定してもらいたいお宝を持参したという。  

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片渕茜 卒業スペシャル
片渕茜が番組を卒業!

今回で番組を卒業する片渕茜アナウンサー。1993年に佐賀県佐賀市で生まれ、手をつなごうとするとどこかに行ってしまう子供だったという。口を開けば毒舌ばかりで、人前に立つことは好きだったという。小学生の頃から佐賀市の劇団に所属し、舞台に立っていた。2012年西南学院大学外国語学科に進学。ミス西南学院グランプリを受賞した。これを機に福岡で芸能活動を始め、ローカル局のリポーターやお天気キャスター、ラジオパーソナリティーとして活躍。2016年テレビ東京のアナウンサー試験に合格。その半年後、初めて任されたレギュラー番組が開運!なんでも鑑定団だった。  

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本日で卒業 片渕茜 古伊万里の色絵瓶

依頼人として片渕茜が登場。宝として古伊万里の色絵瓶を持参。18世紀、ヨーロッパの貴族の間で磁器の間を設けることが流行。富と権力の象徴として飾られたのは中国景徳鎮の磁器と白い金と呼ばわれた伊万里焼。伊万里焼は1610年代、肥前国で誕生。磁器は石英や雲母を含む陶石であり、日本では陶石をなかなか発見できずにいた。しかし、文禄の役の際渡来した李参平が佐賀藩内を探し回り、有田の泉山磁石場で発見された。これにより日本初の磁器が焼かれた。当初は藍一色の素朴な染付だったが、やがて多彩な色で文様をかく、色絵にも成功。さらに工夫を重ね、柿右衛門様式など日本独自の色絵を生み出した。それらが海外に輸出されるようになると、その美しさはヨーロッパの貴族も魅了した。 

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依頼品は古伊万里の色絵瓶。細長く伸びた首は端整で乳白色の胴には菊と牡丹が描かれている。首の一部は金属で直されている模様。本人評価額は70万円。結果は100万円。中島誠之助は名品と評価。首は折れているが、もし無傷だったら350万円していいとのこと。製作されたのは18世紀前半、ヨーロッパ向けの輸出が一段落して、目が日本国内の富裕層に向いたときの作品だという。お祝い用の酒とっくりだという。肩のところに鳳凰を描き、胴のところに牡丹と菊。首の直しはおそらく新鋳銅だが明治時代の直しだと思われるとのこと。桜の花びらを型取り、違和感なく首まで伸ばしていると評価。長く家宝として大切にしてくださいと述べていた。

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今田vs片渕 目利き対決 因縁の歴史

番組アシスタント歴7年半。審美眼を養うとともに特技を身につけた。それは今田を騙すべく本物そっくりに作ること。これまで織部焼などに挑戦し、今田の目を欺いてきた。先日の目利き企画では新MCの菅井友香と共にガレそっくりの作品を製作。今田が選んだのは片渕茜の作品だった。そこで、今回は今田耕司が片渕茜を騙すべく、作品を作る。挑戦するのは戦後最大の前衛書家の井上有一の書。自由奔放かつ圧倒的迫力で書を現代アートとして確立した鬼才。代名詞というべきものは一字書。思いを漢字一文字に込めたもの。特に好んだのは「貧」で質素で慎ましやかな生活を表現している。生涯で64点も書いた。漢字が読めない海外の人にも人気の作品。

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まずは作品集をもとに、書く漢字を決める。墨はボンド墨を使用。筆は大作用の3万8500円のものを使用。目利き勝負の片方は今田耕司が書いたものでもう1つは井上有一が書いたもので価格は1200万円。井上有一の書はAとBどちらか。

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目利き対決 最終章 1200万円の井上有一の書はどっち?

井上有一の書はAの「足」という作品。足は満足するという意味であり、足の下側をかすれたように書くことでしっかりと書かれた上部に対し、軽やかさを表現しているのが特徴だと額賀氏は紹介している。

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出張なんでも鑑定団
香川県丸亀市

香川・丸亀市は石垣総高約60mを誇り、扇の勾配が見事な石垣の名城として知られる丸亀城で知られる。国の伝統的工芸品の丸亀うちわは竹1本から作られるのが特徴で、讃岐うどんと並び香ばしい皮が魅力の「骨付鳥」も名物。ゆかりのある猪熊弦一郎が丸亀市に寄贈した約2万点が収蔵された丸亀市猪熊弦一郎現代美術館もある。

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中野美奈子のお宝 楽九代 了入の黒楽茶碗

アナウンサーとして活躍し、現在は地元・丸亀に住む中野美奈子さんのお宝は楽九代・了入の黒楽茶碗。50万円と予想したのに対し、森由美氏は150万円と鑑定した。ヘラで形を整えた造形が魅力の作家で、くびれや引き締まった作りが見られる。「楽」の印がある。共箱となっていて、裏千家14代 淡々斎とともに、楽15代 直入の箱があり、すべてを合わせて150万円となる。

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与謝蕪村の伊勢海老図

ティラノサウルスレースの企画者・九郎座かおりさんは恐竜姿で登場したが、お宝は丸亀にゆかりがあり国指定重要文化財となった作品も残す絵師・与謝蕪村の「伊勢海老図」。妙法寺の九郎座さんの先祖が蕪村と付き合いがあったのだという。100万円と予想したが500円の偽物だった。田中大氏はエビが捉えられているかごのようなものが中に浮かんでいるなど絵にもなっていないとコメント。

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丸亀城天守閣のしゃちほこ

松本好史さんは東京2020オリンピックの聖火ランナーとして丸亀城の名所・見返り坂を走った経験があるという。鑑定したいのは丸亀城のしゃちほこと見られる品で、天明五年(1785年)杉本弥三八の銘が彫られていたことに気づいたのだという。丸亀城天守閣の鬼瓦を手掛けた人物と同名であり、天守閣にあったものを取り替えたものではないかと期待しているのだという。

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40年前に依頼者の父が突然買ってきた丸亀城天守閣のしゃちほこは丸亀城のしゃちほこではなく鯉だったが、その造形美から屋敷に飾られていたものとして価格は50万円だった。

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橋本雅邦の掛け軸

ヒット・エンド・ランなどで知られる丸亀出身の小説家 広谷鏡子さんが持ってきたのは橋本雅邦の掛け軸。大正時代に実業家だった曽祖父が遺したもので、本人評価額は350万円。結果は贋作で、1万円だった。

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染付の大皿

讃岐うどん「名水亭」店主の上原正典さんが持ってきたのは「染付の大皿」。8年ほど前に母が実家の蔵で発見したもので、本人評価額は50万円。結果は18世紀に有田で焼かれた蛸唐草模様の伊万里焼で、価格は70万円だった。

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片渕茜 卒業スペシャル
片渕茜の思い出に残るお宝&依頼人

中国呉須赤絵の鉢は熱烈な骨董収集家がオークションで50万円で購入したものだったが、明時代の名品で300万円だった。1870~1900年頃に生産されたリーバイスのジーンズ4点は原型をとどめていないほどボロボロの物もあったが、100万円の値がついた。この他依頼人で300万円の堆朱の香合を購入した坂本弘江さん(92)らを紹介した。

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片渕家 一番自慢の家宝 富岡鉄斎の掛軸

片渕家の一番自慢の家宝は「富岡鉄斎の掛軸」。祖母の家の押し入れにあったという。富岡鉄斎は1836年に生まれ、19歳の頃から絵を描き始めた。鉄斎は全国を旅し、訪れた土地の風土や歴史を学び、脳内で再構築して筆を走らせた。鉄斎の旅は神話や古事の世界にまで及び、定型に陥ることなく人物が躍動している。依頼品の掛軸は富岡鉄斎の山水図で、そびえ立つ山々から滝が流れ落ち、ほとりには赤い衣を着た林和靖が描かれている。箱書きは横山大観。

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「富岡鉄斎の掛軸」を鑑定。本人評価額は「200万円」。鑑定額は「2万円」。田中氏によると、絵も箱も精巧な偽物だという。

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