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人口のうち65歳以上の割合が半数を超える「限界集落」が全国で増加中。この番組では、その現地に実際に住む。今回はディレクター歴5年、神奈川生まれ東京育ちの岡崎ディレクターが体験。舞台は宮岩手と秋田に接する山あいの集落。
オープニング映像。
宮城県栗原市の花山地区にある「程野集落」は、人口46世帯104人のうち65歳以上が62人という限界集落。都会育ちの岡崎ディレクターがここに宿泊。畑には熊や猪などが荒らしに来るそう。恐怖を感じた岡崎は夕方に就寝。家主に教えてもらい、街を散策。出会った全員が野菜をくれたそう。この日はお彼岸ということで、小川さん夫妻の墓参りに同行。全ての墓に線香をさすなどした。翌日、畑を守るため山で動物狩り。「本当は殺したくない」など話す新米猟師の大場さん。隣の集落に住む郵便局員で、依頼を受けて程野でも狩り。
都会育ちの岡崎ディレクターが宮城県花山地区の「程野集落」へ。集落ではほとんどの人が米作りをやめ、稲刈り機を持つ人に土地を貸しているそう。集落で唯一農業を営む佐藤夫妻。田植えを手伝った後、夫妻から振る舞われたおにぎりなど食した。途中、自転車を借りて”鉄くず屋さん”へ。これを営む佐藤さんらは廃品回収で生計を立てている。大病を機に家の前にゴミが捨てられるようになったそう。山奥の家に住む仲良しの2人、千葉なをよさんと佐藤敏子さん。兄弟が週交代で様子を見に来るんだそう。かつては近くの花山ダムそばで雑貨店を営んでいたそう。
都会育ちの岡崎ディレクターが宮城県花山地区の「程野集落」へ。放課後児童クラブに通う4人組。最年少は小4。4人は幼馴染で、友達であり兄弟のような存在なんだそう。中学生はここに来なくなるため、来年からは2人に。集落唯一の商店で働く千葉禮子さん。妻に先立たれた地域の男性たちの憩いの場として機能。農家の長男・千葉正晴さん。今は田んぼを人に貸し出していて、トラクターでの作業をただ見守るのみ。手には鍬。どこか寂しそうな様子。
都会育ちの岡崎ディレクターが宮城県花山地区の「程野集落」へ。猪の解体を行う狩野さん。作業は40分ほどで終了。舞茸を栽培する狩野繁勝さん。畑は猪に荒らされたよう。ダム建設で実家を追われた千葉なをよさん。建設前は春祭りなど行われたそう。ダム建設では寂しさも感じたそう。別の日、集会所では「花山神楽」の演目が披露された。人が足りず、お囃子はDVDの音声で代用。現在、舞い手は1人のみ。宿泊最終日、ドローンで撮影した集落の様子を人々に見せるなどした。