- 出演者
- ゴリ(ガレッジセール) 長濱ねる
オープニング映像。
徳島県・牟岐町へ。出羽島は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、漁師の理想郷といわれている。連絡船は1日6往復。出羽島に上陸し、島を散策した。島民の西内大輝さんは5年前に移住して漁師に。野口さん夫婦も漁師になるため移住してきた。島民38人のうち7人が移住者だ。野口さん夫婦の自宅は築100年の一軒家。2人は勤務先の釣具店で出会って結婚し、とくしま漁業アカデミーに参加して出羽島への移住を決めた。妻・美保さんは5年かけて島の畑を再生中。イギリス人のラッセルさんは家族と暮らす兵庫と行き来する生活をしている。西内さんは21歳でマイホームを購入。唯一の娯楽は楽器演奏。いろいろな漁ができる自由さが、漁師志望の移住者にとって理想郷だという。出羽島が再び理想郷になるきっかけをつくったのは、島のリーダー田中幸壽さん。とくしま漁業アカデミーに全面協力し、ベテラン漁師への仲介や住居の紹介など、移住者がなじみやすい環境づくりに努めている。
続いて北海道・江差町へ。江戸~明治にかけて商業・漁業の町として栄えた。かもめ島に住む青坂貴章さんは7年前、104年ぶりにくきを発見したという。貴章さんは代々かもめ島の漁師。群来(くき)は海が真っ白になる不思議な現象で、ニシンの大群が海岸に押し寄せて産卵することにより起こる。かつて江差はニシン漁で栄え、ニシン御殿が建つほどで、かもめ島は北前船の停泊地になっていた。2020年と2023年にも群来が到来。2009年からニシンの資源回復のため稚魚を育て、毎年放流している。漁獲量は安定しないが、近年少しずつニシンが取れ始めている。貴章さんの自宅にある父・満さんの銅像は町の有志によって作られた。貴章さんと娘の百容さんは江差追分の教室に通っている。満さんは江差追分の名人で、江差追分を全国に知らしめた功労者。亡くなった翌年に、その功績を称えて銅像が作られた。
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