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オープニング映像。
国営武蔵丘陵森林公園で自然をめぐる。プロナチュラリスト・佐々木洋とめぐる。国営武蔵丘陵森林公園は開園50周年。園内には雑木林に池・沼などがあり様々な生き物を観察することができる。首都圏の貴重な里山環境として親しまれている。
まずやってきたのは水生植物が豊富な池。ショウジョウトンボが逆立ちしているような姿勢は、日光が当たるところを減らすため。ギンヤンマはトンボ界のスピード王。チョウトンボは蝶のようにひらひらと飛ぶことが名前の由来。陽の光を浴びた羽は、青や紫の輝きを放つ。
続いては木の幹に光る生き物が。ヤマトタマムシといい、タマムシは工芸品やアクセサリーなど世界中で使われている。タマムシは目立つが意外と鳥に襲われないという。
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続いて、野草を楽しむ散策路にやってきた。発見したのはオオセイボウ。武蔵丘陵森林公園ではオミナエシの蜜を吸いに現れることが多いそう。オオセイボウは、驚いたときに死んだふりをする。
1974年に開園した武蔵丘陵森林公園は、家族の行楽や学校行事など、50年の間多くの人の思い出に寄り添ってきた。長年自然環境を守り続けた人々の一人、小西さんは「そこに住んでいるものが残るあるいは逃げ込む場所をつくる」などと語った。これまでの累計入園者数は4500万人以上。
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- 国営武蔵丘陵森林公園
水中のマツモムシを発見。マツモムシの泳ぐ姿は背泳ぎのようだった。さらに水中からそのまま飛び立つこともできる。次に、木の幹でキマワリを発見。木の幹を回って移動するためキマワリという名が付いたそう。オオトリノフンダマシはクモの仲間で、鳥の糞に擬態しているといわれている。
園内では植物も観察できる。ヤマユリは強く甘い香りが特徴。こちらは関東最大級の自生地となっており、園内には約1万株が自生している。ボーダー花壇では季節ごとの花々を約300mにわたり楽しめる。こもれび花畑はシソ科の植物コリウスが約1.3万株。
花の近くで生き物探し。オオムラサキは日本の国蝶。アゲハチョウは紫や赤の花が好き。蝶道はアゲハチョウの仲間によくみられる特徴で、一説には明るさや花の場所などが影響している。雑木林にやってきた。シロテンハナムグリがいると、いい樹液が大量に出ている証拠。樹液にサトキマダラヒカゲも寄ってきた。園内を探すこと6時間、オオムラサキの弟分だというコムラサキを発見した。
エンディング映像。