- 出演者
- 合原明子 市川紗椰 金山洋一
オープニング映像。
西武ではコインロッカーを使った配送サービスの実証実験を行っている。利用者がネット注文した商品を配送員が電車で運び、どのコインロッカーに入れたかをスマホで利用者に連絡する仕組みとなっている。今後はネットで購入できない沿線の老舗の商品を配送することなども検討しているそう。西武ではことし9月に他の私鉄などと共同でゲームアプリを開発するなど、鉄道をエンターテイメントの場にすることで乗客を増やそうという狙いがあるとのこと。一方小田急では人口減少対策としてファミリーの利用を増やすことに力を入れているそう。そこで去年には子どものIC運賃を全区間一律で50円にする異例の料金改定を行った。さらに沿線近くの観光地である箱根をファミリーが何度も訪れたくなる場所にしたいと考え、登山鉄道やロープウェー、海賊船などが乗り放題のフリーパスを値下げした。さらに小田急は自然散策ツアーも開始するなど箱根の楽しみ方のバリエーションを増やそうとしている。
一方東武が狙いを定めたのが外国人観光客で、沿線の観光地である日光でインバウンド消費の拡大を目指している。150年続く老舗ホテルでは一部を東武がリニューアルオープンさせ中国の旅行業界の関係者を招待した。また日光に外国人観光客を呼び込む切り札として導入したのが新型車両スペーシアXで、担当者は優雅にくつろぎながら日本の列車の旅を楽しんでもらいたいなどと話した。こだわりの内装や車内で販売されるビールなどが特徴で、担当者は経験豊富な外国人観光客が満足できるコンテンツを提供したいなどと話した。
市川紗椰ら出演者によるスタジオトーク。市川紗椰は「(東武鉄道のスペーシアXについて)あれはやっぱり、ラグジュアリーな空間がすごく注目されてますけど、スイートルームってようは個室ってことですよね。なのでそういう素敵な空間を味わうのもいいのですけど、そもそも小さい子どもがいたりとか、人に気を使わなくて乗れるっていうのも、これから注目するメリット・ポイントなのかなって思います」などと話した。
東急は田園調布などを開発。「憧れるまちづくり」が会社のスタイルとして定着した。しかし、人口減少の影響は深刻で、街全体が衰退するおそれがある。東急は、これまでと違うスタイルのまちづくりに踏み出した。一人ひとりのニーズを聞き取ることを目的として、川崎市に広場を作った。桐蔭横浜大学と連携して若い世代の声も集めている。
金山洋一は「(住民のニーズを汲み取る参加型について)より住みやすい沿線になるだけではなくて、シビックプライドがさらに高まっていくことが期待できます」などと話した。また、金山洋一ら出演者は、鉄道と街の関わり方に期待すること、などを話題にトークした。なお、番組Xでは番組に関する記事などを投稿している。