- 出演者
- 合原明子 竹内純子 関谷直也
首都圏に電力を供給していた新潟・柏崎刈羽原子力発電所。能登半島地震があったことから、再稼働を巡っては住民の間で不安の声が。
- キーワード
- 柏崎刈羽原子力発電所柏崎市(新潟)
東日本大震災前まで、原子力発電は首都圏電力の3割を賄ってきた。福島第一原発の事故を受けて全原発が停止されたが、国は去年から「原発を活用」という方針に転換。これに住民からは不安の声。
- キーワード
- 東京電力福島第一原子力発電所
柏崎刈羽原発から5km圏内にある柏崎市椎谷地区。原発が事故になった場合、この地区は即時の屋内退避が求められる。設備や準備不足などの観点から住民からは不安の声。市側は「最悪の事態を想定した備えを進めていきたい」としている。
東海第二原発がある茨城県。30km圏内に県庁所在地などあり、計91万人が生活している。事故が起きた場合、圏内や近隣5県に広域避難する可能性。その体制を巡っては住民からは不安の声。市側は複数の避難経路を示すなどして対応の予定。
内閣府はNHKの取材に「福島第一原発事故の後は厳しい基準が設けられている」「大量の放射性物質が放出されるような事故は容易に起こらない」「防災の取り組みは自治体の意見を聞きながら」などコメント。福島原発事故は地震や津波との複合的な事故であり、住民からは不安の声も聞かれている。再稼働を目指す新潟・柏崎刈羽原発において、現時点では住民からは理解が得られておらず、知事も「県民の意思を確認する」としている。国は原発を再稼働させたい意向だが、専門家からは「国の覚悟が問われる」との指摘。福島原発事故以来、太陽光発電など再生可能エネルギーの導入を進める動きも。
燃料電池の中で水素と酸素を化学反応させて電気を生み出す水素発電。CO2は排出しない。東京五輪選手村跡地「HARUMI FLAG」やその近辺では、この技術の導入が進められている。川崎では年間1万トンの水素を作る工場が。新型燃料電池を備えた車両の試験走行も。今後は大量の水素を輸入するための施設を建設する計画があるなど、市は次世代エネルギー普及に向けた動きを進めている。
化石燃料発電に代わって水素発電に注目が集まっているが、専門家からはコストなど課題の指摘が。今後、日本は再生可能エネルギーへの転換を迫られることに。政府は窓の改修や太陽光発電機の設置などに補助金を出し、電気代の値上がりに対応する考え。
エンディングの挨拶。