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2022年から近畿地区のチームが全国大会3連覇中。今年の競技課題はグレート・ハイ・ゲート。今年も7校の高専から14チームが集結。
舞台はベルウイングアリーナ。選手宣誓を行った。続いてルール説明。今回はゲート作り。競技名は「グレート・ハイ・ゲート」。フィールドは赤・青に分かれる。薄い赤・青が作業エリアその中にゲートエリア・スタートゾーンがある。専有ボックスエリアではサイズ違いのボックスが17個置いてある。専有ボックスは試合前のセッティングタイムで自由に並べ替えることができる。両チームが使用可能の共有ボックスエリア。ゲートの天井に適した長いボックスはここにしかない。専有ボックスエリアには一台の台車が置いてあり何に使用するかはお楽しみ。スタートし最初にパイロン移動を1個につき5点。長いボックスを相手より先に確保するのが勝負の鍵となる。続いてゲート作り。クライマックスではロボットはチームメンバーを載せた台車と連結しゲートを通過し初めて特典が入る。ゲートの高さ10cmごとに10点獲得。2回め以降の通過は1回5点。さらに競技終了時に相手より高いゲートを作ったチームには50点のボーナスポイントが入る。競技時間は3分間。終了時、相手より高い得点チームの勝利。4つのグループに分かれての予選ラウンド。各チーム2試合ずつ戦う。その後、各グループの1位チームによる決勝トーナメントが行われる。優勝チーム+審査委員会が推薦する2チームの合計3チームが全国大会出場する。
予選ラウンド Aグループ第1試合は神戸市立高専A vs. 和歌山高専B。神戸市立高専A「凱船門」。大会前日、ロボットを披露するテストランで好調ぶりをアピール。和歌山高専B「積羽迅雷」。パンダがモチーフ。笹をイメージしたロボットとパンダの台車が合体しミッションを遂行する。笹はアームになっていてボックスを挟み運ぶ。5-15で和歌山高専Bの勝利。
予選ラウンド Dグループ第1試合は近畿大学高専B vs. 神戸市立高専B。近畿大学高専B「ナーン、バリバリ」。2本のアームがネコの尻尾。しっぽの滑らかな動きで魅せる。しっぽの先についた吸盤で吸い上げボックスを地道に運ぶ。 神戸市立高専B「高架橋橋脚」。予め240cmに積んだ橋を3点で支えることで安定して運ぶことができる。柱は1本ずつ運ぶが2本目を運ぶときに台車を連結させて移動しタイムロスを減らす。最後に天井を乗せて完成させた瞬間に通過し得点を狙う。5-15で 神戸市立高専Bの勝利。
予選ラウンド Cグループ第1試合は大阪公大高専B vs. 舞鶴高専B。大阪公大高専B「AlliGATEr」。狙う戦術は共有ボックスエリアでの妨害。相手側に布を広げボックスを取られないようにする。そして妨害したたままボックスを乗せたパンタグラフを作業エリアに伸ばして運ぶ作戦。舞鶴高専B「鶴技ノ舞」。ツルをモチーフにしている。スタートし、華麗に翼を広げ共有ボックスエリアでさらに展開し一番長いボックスを引き抜く。回転させて確保するテストランでは順調にボックスを運んだ。舞鶴高専は反則、共有ボックスは元の位置に戻し15秒間の停止。両者15点で同点。勝敗は審査員判定となる。審査員は青3つと判定し舞鶴高専Bの勝利。
予選ラウンド Aグループ第2試合は奈良高専A vs. 明石高専B。奈良高専Aは「金剛」。速さの秘密は自動制御。共有エリアまでプログラムされた通りに自動で動く。テストランでも全ての動きが順調。ゲート通過まで1分40秒と最速。奈良高専は去年、近畿地区大会で優勝し全国大会に出場したが大きなアクシデントが発生しロボットが壊れ全国優勝の夢も敗れた。明石高専Bは「明門」。共有エリアの手前で壁を展開し妨害する作戦。壁を長いボックスの相手側に広げることで相手にボックスを取らせない。妨害を続けたままアームを伸ばし作業エリアまでは運ぶ。360-5で奈良高専Aの勝利。明石高専Bは競技中の発煙で失格。
予選ラウンド Bグループ第4試合は舞鶴高専A vs. 明石高専A。舞鶴高専Aは「鶴覚郭閣郭角確獲」。ツルがモチーフ。2つのアームを使いボックスを積むロボットだが完成が遅れ上手く動かない。明石高専Aは「箱積明人」。明石名物タコが目印。情熱を注ぎ全国を狙うロボット。テストランでは全ての動きが滑らか。15点で同点だがゲートの高さで明石高専Aの勝利。
予選ラウンド Bグループ第3試合は大阪公大高専A vs. 和歌山高専A。大阪公大高専Aは「勇華」。大阪公大高専は全国大会2連覇中。今大会でも注目チーム。和歌山高専Aは「つむむ」。全国大会出場経験豊富な和歌山高専。今大会のロボットも期待できる。2本の柱をアームで挟み残りボックスは吸盤で吸い付けて一気にゲートエリアに運ぶ。高くゲートに持ち上げたら後ろに持ってきたボックスを左右に開き土台にしてゲートを乗せる。5-265で和歌山高専Aの勝利。
予選ラウンド Cグループ第3試合は近畿大学高専A vs. 大阪公大高専B。近畿大学高専Aは「オキつも」。ゾウをモチーフにしたロボット。専有ボックスエリアではゾウの耳に見立てたアームを展開し柱を3点で挟み支える。5点で同点だが柱の高さで近畿大学高専Aの勝利。
予選ラウンド Dグループ第2試合は神戸市立高専B vs. 奈良高専B。奈良高専Bは「塔大事」。みんなで初めて作ったロボット。共有エリアで一番長いボックスを確保したらバックし専有エリアへ。柱を1本持ち上げてゲートエリアに運ぶ。160cmと高くはないが通過回数のポイントをたくさん狙う作戦。295-180で神戸市立高専Bの勝利。
予選ラウンド Aグループ第3試合は神戸市立高専A vs. 明石高専B。明石高専Bの失格で神戸市立高専Aのが不戦勝。全国大会への推薦の参考のため単独でロボットを披露。
予選ラウンド Aグループ第3試合は和歌山高専A vs. 明石高専A。15点で同点だが柱の高さで明石高専Aの勝利。
準決勝 第1試合は奈良高専A vs. 舞鶴高専B。350-15で奈良高専Aの勝利。
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- 奈良工業高等専門学校舞鶴工業高等専門学校
準決勝 第2試合は明石高専A vs. 神戸市立高専B。345-15で明石高専Aの勝利。
高専ロボコン近畿地区大会の決勝戦。奈良高専A「金剛」 vs. 明石高専A「箱積明人」の試合。奈良高専Aはここまでの3試合、ミスなくゲートを作り通過して全て350点以上で勝ち上がってきた。明石高専Aは高いゲートは作るも中々、通過できず。準決勝で通過。360-5で奈良高専A「金剛」が優勝。
高専ロボコン2025近畿地区大会の結果を伝えた。優勝は奈良高専A。全国大会出場を決めた。推薦チームは神戸市立高専A、明石高専A。
明石工業高等専門学校は4年ぶりの全国大会出場。近畿地区大会で作った330cmよりも高いゲートを作れるよう練習を重ねる。
神戸市立工業高等専門学校は2年連続の全国大会出場。より高いゲートを作るため今より多くのボックスを作らないといけない。試行錯誤が続く。
奈良工業高等専門学校も2年連続の全国大会出場。全国大会でも優勝し彼岸である地区大会との完全制覇を目指す。
