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未来を担う高校生が考案したビジネスプランを競うコンテスト「高校生未来健康ビジコン2025」を紹介する。
「高校生未来健康ビジコン2025」は、全国から271チームが参加し、予選を通過した6チームが大阪・関西万博で行われるファイナルに出場できる。番組は、セミファイナルまで残った4チームに注目した。ます紹介するのは青森・南部町の青森県立名久井農業高等学校のチーム。名久井農業は、米高騰の背景には仲介業者の手数料があるとして、農家が直接販売する「ライフステーション」の設立を提案した。米を籾の状態で保管することで、手間・コストを削減し、消費者にとっては安価で購入でき、生産者にとっては手取りが増加するWinWinの関係を実現するという。ライフステーションは、廃校になった「南部町立剣吉小学校」を再利用するという。ファイナルへの出場が決定した名久井農業は、プレゼンや質疑応答練習の練習に励み、地元の米屋でも調査を行なった。
大阪・関西万博で高校生のビジネスコンテストが開催された。主催するのは東和薬品。昨年準グランプリの学校、さいたま市立大宮国際中等教育学校が今年も参戦。この学校はユニークな授業をおこなっているといい、英語の授業を見学。授業中に離席し、教室から退出する生徒もいる。どこで勉強もしてもいい学校なのだ。探求プログラムのある学校。高校2年の女子、3人がビジコンに挑む。未来型家庭菜園の植物観察日記アプリを提案する3人。ターゲットは子どもと高齢者。個人の幸せから社会貢献ができるプロジェクトだったが落選した。
ビジコンに青春をかける東京都立鷺宮高等学校の長谷川くんを取材。個人でビジコンにエントリーをした。クラフトキットをつくるプランで参戦。木材のかけらをクラフトキットにするのがビジネスプラン。端材にも長谷川くんの思いがこもる。端材をもらいに山梨県にやってきた理由は?建築事務所を訪問。倉庫に移動し建築現場の端材などから再利用する。山梨県は空き家が多く、空き家からでた廃材を再利用し空き家問題のきっかけにしたいという。長谷川くんのプランは万博へ進出できるのか?残念ながらファイナル進出ならずだった。
ビジコン開催初年度から毎年参加し続けている常連校、大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校。地元大阪からファイナル進出を果たした。彼らの提案するビジネスプランは、高校生がプロデュース!商店街活性化イベントの開催。シャッター商店街をなんとかしたいと高校生が立ち上がった。すでにプロジェクトはコンテストのためだけではなく実際に指導していて、資金集めのためにクラウドファンディングを立ち上げ、商店街組合との打ち合わせなど実現に向け具体的な行動を行っている。決勝前日最終調整を行うが、なかなかうまく話すことができな状態だった。1週間前、顧問の先生の前でプレゼンの確認をしていたところ厳しい指摘が入り、急遽発表内容を修正したため、本番前日になっても内容の理解が追いついていなかった。
今年8月3日ビジコン決勝前日、青森県立名久井農業高等学校の3人が大阪へ上陸。コメの値段が高騰していることに対して、農家も消費者も得をするプランを提案するという。迎えたビジコン当日は緊張がピークになり不安なままリハーサルへ。一方、大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校も不安な様子。控室でギリギリまで練習に励む。
高校生ビジコンは、宮田教授が手掛ける大阪・関西万博パビリオン「Better Co-Being」のシグネチャーイベントとして実施。Better Co-Beingとは多様な豊かさと未来への持続可能性が調和する状態、共に未来を創造していくことを目指す考え方のこと。高校生たちが熱血プレゼンする決勝の場として大阪・関西万博内で決勝大会を開催する。
大阪・関西万博で高校生が熱血プレゼンを繰り広げた。青森県立名久井農業高等学校のメンバーは不安を乗り越え令和のコメ騒動に対し堂々たるプレゼンを発表。農業経験者からの想定外の質問にも見事に対応し、TIS賞を受賞。大阪ビジネスフロンティア高等学校は祭りや商店街をテーマに熱い思いをプレゼン、読売新聞社賞を受賞した。最優秀ビジネスプラン賞は鹿児島県立楠隼高等学校が受賞となった。
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