捜査官はリンダの両親のもとへ。ジョージの妻ドナは離婚経験がありリンダは前の夫の子どもだった。ジョージとリンダには血縁関係はない。失踪までのリンダの行動は、午後1時に買い物を頼まれスーパーへ。自宅からスーパーまでは約200m。午後5時過ぎに帰ってこないリンダをジョージが探しに出かけた。スーパーの店員はリンダはスーパーに来ていないと証言。クリスの同級生たちはリンダ殺害犯はリンダの同級生のリサの父親マーティンだと噂していたという。しかしマーティンにはアリバイがあった。

リンダの死因は窒息。爪から皮膚片が採取され、Tシャツの中に刺繍の施された枕カバーが見つかった。メディアはリンダ殺害事件を報道。リンダの自宅近くのコンビニ店員から情報提供があった。男がリンダが殺害された日の夜に来店し「女を殺してきた」と話したという。捜査が進まない中、警察は過去の類似事件を見直した。リンダ殺害の1か月前に高校生の拉致事件が起きていた。被害者のスージーは事件のショックで犯人の記憶をほぼなくしていた。スージーはトラウマ治療のためにも催眠療法を受けることに同意した。しかし、スージーは拉致された後、監禁された場所も男の顔も思い出せなかった。

リンダ殺害から8か月、誘拐事件が起きた。小学生の少女2人が公園で襲われタミーという少女が男に連れ去られた。少女が襲われた場所はリンダの自宅近くにある公園。タミーは男から逃げ出し近くの家に助けを求め駆け込んだ。タミーは男に首を絞められ殺すと言われ、気を失ったフリをして隙を見て逃げた。警察がタミーが逃げてきた森を捜索すると車に乗った男が見つかった。男はアービー、タミーの誘拐は認めたが、殺意は否定した。当時はDNAの解析技術が進んでおらずリンダの爪から採取されたわずかな皮膚片では犯人を特定することが出来なかった。

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アービー・ウィリアムズ

警察はリンダの殺害でアービーを逮捕することを諦め、タミー誘拐と殺人未遂容疑で逮捕した。リンダ殺害の事件は解決することなく、10年の時が流れる。この頃10代少女の連続傷害事件が発生。警察は懸命な捜査で犯人を逮捕したが犯人は、リンダの同級生リサの父親のマーティンだった。また、リンダの事件でマーティンの同僚がアリバイを偽造するよう頼まれたと認めた。

マーティンはリンダ殺害の日は浮気相手と会っていて、妻にバレないよう同僚にアリバイ作りを頼んだと話した。リンダ殺害から20年以上経った2003年、事件は電撃的に解決した。進歩したDNAの解析技術により皮膚片から犯人が判明した。

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真犯人はアービー。アービーはリンダ殺害を認めた。9月26日、事件当日。アービーはリンダに猫を探すように頼み車で山の中に運んだ。リンダに枕カバーを被せリンダの首を絞めて殺害。日が暮れるのを待ってから遺体を川の上流へと運んだ。アービーは遺体の衣服の中に枕カバーを残した理由だけは最後まで口を閉ざした。アービーは第二級殺人で終身刑となった。