2023年11月2日放送 1:20 - 1:50 NHK総合

1ミリ革命
みんなでローカルグッド 我が家の隣に野生生物!あなたはどうする?

出演者
寺門亜衣子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(1ミリ革命 みんなでローカルグッド)
コーナーオープニング

この番組はNHKに寄せれた地域の課題などを解決策を専門家などと一緒に考えていく。今回のテーマは「獣害」。住宅街にイノシシが出たり、目黒区でもハクビシンによる被害が報告されたりしている。2021年度の獣による農作物への被害額は約155億円となっている。五筒公一さんは動物と乗り物がぶつかりインフラ被害の他懸念されるのが感染症で中には人に感染し危険な病気をもたらすケースも存在する。

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アライグマイノシシハクビシンマダニ京都府日本放送協会目黒区(東京)神戸(兵庫)福岡県
千葉 都市部にも出没!? シカの仲間”キョン”急増

千葉県で広がっている獣害が「キョン」という動物によるもの。シカ科の外来種の動物で体長は約70cm。20年以上前に観光施設から脱走し繁殖して出没するようになり県では市町村と連携し捕獲に取り組んでいるが繁殖スピードが非常に速いため抑えるには至っていない。

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キョン千葉県

千葉・勝浦では5年ほど前からキョンを見かけるようになったという。鳴き声による安眠妨害の他大根などが食い荒らされる被害が出ている。猟友会も住宅街で出没するため銃は使えずやたらに罠はかけられない状態で対応に苦慮している。キョンの生息数は約7万1500頭となっている。県では有害鳥獣捕獲の人材を育成するため狩猟に必要な知識や技術を指導している他キョンの皮などをふるさと納税の返礼品にし取り組みをPRしている。

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キョン勝浦(千葉)
千葉 都市部にも出没!? シカの仲間”キョン”急増/マダニやヒルの感染症…キョン放置のリスク

キョンの生息域が広がると被害を受ける地域が広がってしまうため捕獲には力をいれないといけない。このまま放置した場合のリスクについて五筒公一さんはマダニを付けてやってくる問題が出てくる。さらにいま問題となっているのがヤマビルという吸血性の動物で本来山奥に住んでいるのにキョンが増やし住宅街にもかかわらずヤマビルによる被害が出てきて危険な感染症につながる。千葉の農作物被害はイノシシの方が多いため地元の人はイノシシの方をなんとかしてほしいという声が多いという。

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イノシシキョンマダニヤマビル成田市(千葉)柏市(千葉)
エンタメの力で自分事に!獣害の危機を伝えるアイデア

危機感の理解をもっと進めるためには情報をどう発信して伝えるかがカギとなっておりWoWキツネザルさんは老若男女いろんな人がアクセスするSNSやイベントに力を入れて情報発信をしている。

WoWキツネザルさんはSNSなどを通して獣害などの情報を発信している。2019年には環境破壊が進むと食生活がどう変わるのか伝えるイベントを開催。集まった人にはプラスチックごみにまみれたサーモンやヌートリアやアナグマなど害獣を使ったハンバーグなどを提供。さらに一皿ごとに未来へ進み食材が減っていく仕掛けとなっていた。

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原宿(東京)

WoWキツネザルさんは五感をフル活用して伝えるのが知識を変える行動変容になると話す。気づきのきっかけになったり今まで普通にしていたことに違和感を感じるくさびのような存在のコンテンツを作ることしかできないと話した。SNS発信について千葉県では協力隊の事業ついて広報しているがWoWキツネザルさんは人に見られるようにどうやるか工夫・アイデアは必要で例として”猟師にならないか”とか誘いももっとかっこよく「ご当地ヒーロー」とかで外来種駆除というよりも豊かな自然を守るなどして啓発活動などを提案。五筒さんはキョンについてまだ北上しきっていないため対策などは間に合い、半島の下に追い込む事もできるなど話した。

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Xキョン
福岡 急増!アライグマ 住宅が壊れる事態も…

続いての生物はアライグマ。1970年代にアニメで二期となりペットとして多く輸入されたがその後野生化しておりおよそ10年間で生息域を広げている。取材したのはNHK福岡の松永さんでNHK福岡に「うちの庭にアライグマが侵入!なんと3頭も!どう対処したらいいでしょうか?」というメールが届いたのがきっかけで調査すると2013年度には118頭だった数が2021年には約17倍となる2060頭に膨れ上がっていた。

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アライグマ

アライグマに侵入されたと投稿をしてくれた家を訪問。目撃したのは深夜2時すぎで飼い犬が吠えたりしても逃げ出そうとはしなかったという。また別の所では自宅内の台所に侵入され猫のエサを食べ漁っていたケースもあり、屋根裏にはアライグマの糞が確認された。アライグマは同じ場所に糞をする習性がありその重みや木が腐り天井が崩壊するケースも存在する。広い範囲に生息するアライグマ、自治体はもっと広い範囲での取り組みが必要だと思うと話す。一方で自治体が生息数を把握できていないことが対策の遅れに繋がっていると指摘する声もある。罠の設置には自治体からの許可が必要だが無断で捕獲し報告しないケースが少なくなく、さらに自治体によっては処分を個人に任せるところもあり殺処分gな心理的負担になってしまうケースもある。

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アライグマ北九州市(福岡)城南区(福岡)早良区(福岡)春日市(福岡)朝倉市(福岡)浄福寺福岡市役所西区(福岡)追跡!バリサーチ
福岡 急増!アライグマ 住宅が壊れる事態も…/アライグマがかわいそう?駆除を担う人たちの 苦悩

松永さん達がいるのは北九州市にある「響灘ビオトープ」。この施設では自然を大事にしようという教育の場となっているが2017年にアライグマが捕獲され繁殖率の高さに恐怖して欲しいなど岩本さんは話した。また、猟友会は行政に協力はするが食べられない命をとることが負担となっていると話した。五箇さんは生き物を殺すことがかわいそうと話すが私達はいろいろな生き物の命をとって生きている現実は変わらない。外来種を連れてきた責任を人間自身が取らなくてはならないと話した。

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アライグマチュウヒベッコウトンボ北九州市(福岡)若松区(福岡)響灘ビオトープ
大分発 アライグマ対策 習性をいかした新技術!

大分県で行なわれているアライグマ対策を紹介。やってきたのは小志生木地区の山奥。箱が設置されており中にはアライグマが捕獲されていた。アライグマは木のうろなどを寝床にし、好奇心旺盛でエサが入ってなくても入ってくれる。さらに仕掛けにはアラームがついており捕獲されると携帯電話が鳴る仕掛けとなっている。10年前から設置しており設置範囲を広げることで捕獲数も増えており、さらに費用は3万円以下で県内外から問い合わせが殺到しているという。罠を開発した市の職員である島田さんは獣害対策に必要なこととして「専門職を現場に」と伝えた。

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アライグマ小志生木地区(大分)

VTRを振り返り岩本さんはすごい罠と話し、導入できれば労力はかなり軽くなるのではと話す。大分市では希望する自治体に巣箱型の罠を貸し出しており、将来的には設計図を渡すことを検討している。市原さんはキョンの場合は生息域が狭いが専門職が増えるのは心強いと感じたと話した。五筒さんは大分市の設置する罠についてマイホーム型と呼んでいて新しい技術は共有しトライアンドエラーで改善していく必要はあり、地域によって行動修正が変わる部分も重要な知見になってくるなど話した。

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キョン北九州市(福岡)大分市(大分)
1ミリでは間に合わない!?解決アイデアを生み出せ

寺門亜衣子さんは人は自分の身に降り掛かったり差し迫った危険を感じないと一歩踏み出すのは難しいと話すが五筒さんは危険はもうすぐ迫っており、気づいたら手遅れ、番組名は「1ミリ革命」だるがミリ単位での前進では間に合わないと指摘。さらにアライグマやキョンについて日本では天敵がいないためすべて成獣になってしまうと話した。

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1ミリ革命アライグマキョン
視聴者からのお便り

番組では視聴者からお困り事などを募集している。熊本県からは「地域の見守り委員をしているが高齢者が高齢者を見守っている状況」、千葉県からは「高齢者福祉について地域で語り合う場がない」などの投稿が紹介し地域活動の担い手不足を解消するアイデアを募集している他、墓や温泉が枯渇するなどのテーマが検討されていると紹介した。

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1ミリ革命千葉県熊本県
”空き家大好き”学生 続く1ミリ革命

9月に放送した空き家問題について放送後も新たなアイデアが発案され民間と行政が一緒に空き家の活用を考えるイベントの実施された。

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1ミリ革命中央区(東京)空き家

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