- 出演者
- 野村真季
オープニング。
和歌山・串本町にある発射場から民間のロケット、カイロス2号機が打ち上げられる予定だったが、強風のため中止となった。集まった約2500人の見学客からは落胆の声が聞かれた。東京のベンチャー企業スペースワンは、午前11時、民間の小型ロケットカイロスの2号機を打ち上げる予定だったが打ち上げ20分ほど前に中止が発表された。風が要因で詳細については確認中。スペースワンは午後に会見を予定していて、今後の打ち上げ日程や詳細な原因について発表するとみられる。
韓国では非常戒厳を巡り、野党側が再び国会に提出した尹大統領の弾劾訴追案が今日夕方、採決される。弾劾案の可決には与党側から少なくとも8人の賛成票が必要で、採決にどう対応していくのかギリギリの調整を続けている。弾劾案は国会議員200人以上が賛成すれば可決される。野党側は192人で「弾劾だけが最も早く確実な方法だ」として与党側の切り崩しを続けている。与党は午前中から議員総会を開き対応を協議している。与党「国民の力」・韓東勲代表が弾劾賛成を表明する一方、尹大統領に近い議員らが反発し党として一致した行動を取れるかは不透明。このため、採決には出席し自主投票とする方針も検討されているが、すでに与党7人が賛成の意向を示しているので、弾劾訴追は可決する公算が大きくなっている。仮に可決すれば尹大統領は即職務停止となり確定まで首相が代行することになる。国会前では連日、賛成派によるデモが続いていて世論調査でも7割以上の国民が弾劾に賛成している。与野党はこの風向きを強く意識して投票することになる。
米国道路交通安全局は、自動運転システムなどを搭載した車両の安全性の調査のため、事故の報告を義務付けている。報告義務についてトランプ次期政権の移行チームは「過剰なデータ収集だ」として撤廃を提言したとロイター通信が報じた。電気自動車大手・テスラは、トランプ政権で影響力を持つイーロンマスクが経営している。ロイターの分析では、死亡事故45件のうち40件がテスラの車両だという。報告義務が撤廃されればテスラにメリットがあるとみられている。
石破総理大臣はG7(主要7か国)の首脳会議にオンラインで参加。会議で石破総理はロシアによる侵攻が続くウクライナに対し「G7が結束して支援を推進していくことが必要」と述べた。北朝鮮の兵士がロシアに派遣されるなどロ朝の軍事協力が進展していることに「深刻な懸念」を表明し、インド太平洋地域の安全保障にも直接影響すると指摘した。そのうえで、対ロ制裁の迂回に関与した第三国の団体に対する追加制裁を検討していると述べた。
日本列島には強烈な寒気が流れ込んでいる。日本海側を中心に大雪となっていて積雪が急増している。真冬並みの寒気の影響で今朝も全国的に冷え込みが強まった。北海道の中頓別では−19℃を下回り今シーズンの全国最低気温を更新している。広い範囲で雨や雪が降っていて、山梨・甲府と佐賀からは初雪の便りが届いた。九州では今シーズン初めての観測。昨日から積雪が急増しているところもあり、各地でこの冬一番の積雪になっている。特に北日本では大雪や吹雪に警戒が必要。
外務省は、不安定化する中東情勢や中国で相次ぐ日本人に対する襲撃事件などを踏まえ、海外でテロや誘拐事件に巻き込まれたことを想定した対策訓練を行った。外務省は海外に進出している民間企業などと合同で訓練を行い、約100人が参加。参加者はテロが起きた場合や誘拐犯に襲われた場合などに適切に対処する方法を実際に体を動かして学んだ。今年、日本から海外に行く人が新型コロナの流行後では初めて1000万人を超えたことも踏まえ、外務省は「安全意識を高めてほしい」としている。
1年の無病息災を願う正月の縁起物・七草かごの出荷準備が大詰めを迎えている。七草籠は春の七草を寄せ植えした観賞用の鉢植えで、東京・江戸川区にある農園では、鉢植えの土に雪に見立てた真っ白な石を1つ1つ丁寧に敷き詰める作業が進められている。地元ゆかりの亀戸大根や金町コカブも入っている。夏の猛暑で生育に影響が出たが例年どおりの時期に出荷準備ができた。約2000鉢の七草かごを生産していて年末にかけて全国に向けて出荷する。