2025年5月22日放送 1:25 - 1:51 NHK総合

Dearにっぽん
おばあちゃんに教わったこと ロシアの写真家と“能登の女神”

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(オープニング)
おばあちゃんに教わったこと ロシアの写真家と”能登の女神”

オープニング。きょうはロシア出身の写真家宮田ラリーサさん。30年前日本に移り住んだ。大切にしているのはその人らしい瞬間。今ラリーサさんが撮り続けているのが被災地・能登で暮らしてきた86歳のおばあちゃん。今回の舞台は石川県輪島市上大沢町。地震と豪雨によって誰も住めなくなった集落。

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ロシア上大沢町(石川)内閣総理大臣賞宮田ラリーサ東京都知事賞第26回 総合写真展第47回2022JPS展能登(石川)
(Dearにっぽん)

宮田ラリーサさんはいまも避難生活を続けるおばあちゃんのもとに向かった。徳光しさのさん(86)。金沢に避難しながら友人が住む輪島の仮設住宅に通っている。2人が出会ったんは3年前。

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じゃがいもピロシキロシア上大沢町(石川)宮田ラリーサ徳光しさの金沢(石川)

きっかけは写真仲間とともに上大沢町を訪れたことだった。日本海からの強い風が吹きつける上大沢町。家屋を守る間垣に囲まれ20世帯が暮らしていた。集落の真冬の生業が岩のり漁。ラリーサさんのお気に入りが“能登の女神”と言われる1枚。去年9月の豪雨から3カ月。ようやく集落への道が開通。集落を守ってきた間垣、その多くは流されていた。しさのさんの住宅は地震で半壊。

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タヌキロシア上大沢町(石川)宮田ラリーサ徳光しさの金沢(石川)

上大沢町から100キロ離れた街に住む宮田ラリーサさん。しさのさんに惹かれた理由があった。20年前に亡くなったウクライナ人の祖母アガフィアさん。共働きの両親に代わってラリーサさんを3歳まで育てた。しかし、ロシアによる軍事侵攻で状況は一変。ロシア国籍のラリーサさんは祖母のお墓があるウクライナへ行くのが難しくなった。

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ウクライナ上大沢町(石川)宮田ラリーサ徳光しさの

軍事侵攻が始まったころであったのがしさのさん。地震のあとも毎月のように通ってきた。しさのさんはラリーサさんについて「なんでもやってくれる人。手伝ってくれる。本当にいい人感心する」など話す。ラリーサさんしさのさんについて「戦争がはじまって、世界がすべてのロシア人をつめたい目で見ている中で、私のことを人としてシンプルに見てくれる。ロシア人としてじゃなく人として」などコメント。

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うどん宮田ラリーサ徳光しさの輪島(石川)

今年1月、宮田さん、しさのさんはこの日1カ月ぶりに石川・上大沢町を訪れた。ラリーサさんは、この春開かれる展示会にいまのしさのさんを写真を出品しようと考えていた。しさのさんは冬に欠かさず続けてきた生業を地震後はじめて再開する。“能登の女神”の岩のり漁。地震で隆起した岩の上に大量の岩のりが出来ていた。岩のり漁をするしさのさんを撮影したラリーサさんは「(しさのさんの漁をする手について)人生そのものだなと思って。このシワひとつひとつ。傷と強さと優しさが共生しているところが私にとってとても美しい」などコメント。

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上大沢町(石川)宮田ラリーサ徳光しさの

石川・金沢。しさのさんはふるさとに戻るために1日20分の散歩をしている。しさのさんは「なったことは自然のことだからどうもならない。その1日を経てていければいい」など話す。ラリーサさんは夫の歯科医院で通訳。ロシア語で患者を支えている。中には軍事侵攻で避難した患者も。ラリーサさんは「とにかく今を生きるために精一杯にする」などコメント。

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宮田ラリーサ徳光しさの金沢(石川)

2月。展示会の直前。ラリーサさんは写真につけるタイトルを決められずにいた。選んだ写真は瓦礫の中を歩くしさのさん。そして、あの岩のり漁の写真。3月、ラリーサさんが暮らす高岡市で展示会が開始された。ラリーサさんが写真作品に選んだタイトルは「向き合う日々」。作品を観たという人から「(毎日現実と向き合いながら活きているおばあちゃんの姿が)あの写真で伝わりました」など話していた。ラリーサさんは「すごい。嬉しい。まだまだ撮りたい」などコメント。

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向き合う日々第43回 高岡市美術作家連盟 写真部会員展高岡市(富山)

家屋の解体が始まった上大沢町。しさのさんは裏山で2年ぶりの山菜採りを行った。しさのさんから教わったことについてラリーサさんは「自分ができることはきょうやりたい。明日はないかもしれない。この世の中これだけ変わっていくから」などコメント。

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上大沢町(石川)宮田ラリーサ徳光しさの金沢(石川)
(エンディング)
次回予告

Dearにっぽんの次回予告。

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