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オープニング映像。今回は坂本龍一さんが亡くなる直前まで心血を注いだ東北ユースオーケストラを紹介する。
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- 坂本龍一東北ユースオーケストラ
東北ユースオーケストラの拠点は福島県。7月、彼らの今年度の活動が始まろうとしていた。東日本大震災をきっかけに結成された東北ユースオーケストラは今年が9年目、92人が在籍している。みんなが監督と呼んで慕った坂本龍一さんは3月28日に亡くなった。そして東北ユースオーケストラは坂本龍一さんの追悼コンサートに向けて練習を始める。しかし毎年メンバーが入れ替わることもあり、演奏が上手くいかない。新キャプテンに指名された海津さんは小学生の団員を気にかける。海津さんは6年前に入団した際には、周囲に馴染めず練習にもついていけなかったという。そんな時に坂本龍一さんが「大丈夫」と声を掛けてくれたのだという。新キャプテンとして行うミーティング、坂本龍一さんは「自分がいなくなっても続けてほしい」と願っていたという。これまでは坂本さんがまとめていたオーケストラ、今後は自分たちの思いで活動しなくてはならない。坂本さん亡き今、どうにかして前を向こうとしているようにも見える。東北ユースオーケストラは音楽を通して被災者を支えたいと、津波で流された楽器を蘇らせた。そして子どもたちとともに演奏をする中で東北ユースオーケストラを立ち上げた。まるで家族のように団員と接した坂本さん、1人1人の個性を大切にしていた。今年3月、亡くなる2日前のコンサート、病床にあった坂本さんは電話で指示を送り続け、最後の時間まで付き合ってくれたのだという。
坂本龍一さんが東北ユースオーケストラのために書き下ろした「いま時間が傾いて」の練習を始める。東日本大震災の慰霊のために作られたのだという。楽曲の最後、11回の鐘を鳴らす三浦瑞穂さんは特別な思いをこの曲に抱いているという。小学3年生の時に震災を経験した三浦さん、近しい友人の家族が亡くなるなどした時に「助かってしまった」と考えることもあったという。そんな時に出会ったのが東北ユースオーケストラ、彼女はオーケストラの中で「この楽器がいないと成立しない」と感じた時に「自分も生きていてよかったんだ」と感じたと話してくれた。そんな三浦さんは震災遺構となった高校の校舎に足を運んで、語り部である祖父の話に耳を傾ける。そして東北ユースオーケストラの中で震災について伝えることができないかと考え始めているのだという。8月、2回目の練習を迎える東北ユースオーケストラ。海津さんはいつもより早くメンバーを集め、オーケストラについて考えてほしいと呼びかけた。そんな中、三浦さんは震災で経験したことを話し始める。他の人たちも自分の考えを伝え始めた。そして9月、彼らは自分の存在を知ってもらうために演奏会を行った。自分たちにしかできない音楽を奏でたいという東北ユースオーケストラの再出発となった。彼らは来年3月の坂本龍一さんの追悼コンサートに向け練習を重ねる。海津さんは「今までは坂本龍一さんのコンサートで見に来てくれていた人が多かったはずだけど、今後は東北ユースオーケストラの演奏を見に行こう」となるようにしたいと語り、三浦さんは震災遺構でのコンサートを行いたいと考えているという。
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