- 出演者
- 竹内友佳 安宅晃樹
オープニング映像。
韓国を訪問中の岸田総理は、現在およそ4年半ぶりとなる中国、韓国との3か国首脳会談に臨んでいる。韓国のソウルから中継。岸田総理は会談の冒頭「仮に発射を強行すれば国連安保理決議違反であり、北朝鮮に対して強く中止を求める」と述べて、さらに「北朝鮮情勢をはじめ3か国の意思疎通を強化する機会としたい」と強調した。会談の直前に発射を予告した北朝鮮のねらいについて政府関係者は「存在感をアピールするねらいがある」と分析。北朝鮮が尹大統領と連携して北朝鮮に影響力のある中国を巻き込み、一致した力強いメッセージが出せるかが焦点。また会談で3か国は経済、貿易分野などでの連携を確認し、共同宣言をまとめる見通し。ただ中国には日米韓の関係にくさびを打ち込みたいねらいもあり、日本の外交筋が成果が出しにくい枠組みだと漏らす中、日韓と中国で詰めの調整が行われている。
立憲民主党の蓮舫参議院議員は都知事選について、けさ「午後2時からの会見で今の私の考えと思いを語ります」と自身のXに投稿した。都知事選は、現職の小池都知事が3選を目指して立候補調整を進めているほか、広島県安芸高田市の石丸市長が立候補を表明している。立憲民主党の関係者は、4月の衆院補欠選挙や、きのうの静岡県知事選の勝利を追い風に、今の政治状況なら勝負になるとしている。さらに、共産党から支援を受ける可能性もあり、自民党側が、小池知事についたとしても、大いに勝算はあるとの見方も出ている。都知事選は来月20日告示され、7月7日に投開票が行われる。
静岡県知事選は立憲民主党と国民民主党が推薦した鈴木康友が、自民党が推薦した候補に競り勝ち初当選を果たした。当選から一夜明けて、鈴木はリニア工事について推進の立場を強調したうえで「水の問題やアルプスの環境の問題、こうした問題、この一つ一つの課題を現実的な解決策を見つけていくと」と述べた。また自民党が推薦した候補が敗れ自民党にとっては衆院補選から続く連敗となり、今後の衆院選に向け状況はさらに悪化したといえそう。
国会記者会館から中継。静岡県知事選敗北を受け自民党の議員からは「しんどい結果だ」「解散総選挙は遠のいた」といった見方が出る一方、「地方選にすぎない」「そんなにダメージにならない」という声も出ている。きょうも午後から政治資金規正法を巡る委員会が行われ、今週は与野党の修正協議がヤマ場となる。自民党は今週中に独自の修正案を提出する方針を固めた。法律を3年後に見直す規定などを盛り込んだうえで、公明党と政策活動費などの項目で細かい部分をすり合わせる意向で公明党も容認する構え。これを受け、修正した自民党案は自民、公明の賛成で、早ければ今週、遅くとも来週前半には衆議院を通過する見通しで、今国会中の成立に向け大きく動くことになる。
大相撲夏場所で初土俵から史上最速優勝を果たした小結・大の里が一夜明けた心境を語った。大の里は「やっぱり優勝したんだなっていう実感が湧きました」と述べた。初土俵から所要7場所での初優勝は、これまでの記録を大幅に更新する快挙となった。勢いに乗る23歳の大の里は来場所で2場所連続優勝を目指す。大の里は「まだ上に番付があるわけなんで、最終的な目標はここじゃないと思ってるんで、これからまたさらに上へ上へと駆け上がりたい」と話した。
東京スカイツリーを背景に気象情報を伝えた。
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きょうも名人戦第5局2日目の対局に臨んでいる藤井八冠、きょう勝てば名人戦の初防衛となる。この先もタイトル防衛戦で大忙し。藤井八冠は「生まれる変わるなら何になりたいですか?」との質問に「今度は電車の運転士とかを目指してみるのもいいかなと思っています」と話し、鉄道好きとしても有名。先日国土交通省から日本鉄道賞の選考委員にも任命され将棋界では初。藤井聡太八冠は「審査員ということで重責にはなるかなと思うが、しっかりと務めたいと思っています」と話した。日本鉄道賞は鉄道に関する優れた取り組みを表彰する物で、過去には交通系ICカードの導入や東京駅丸の内駅舎復元工事などが受賞している。藤井八冠は選考委員として書類選考に参加。応募者に直接質問する時間もあり、6月下旬から委員として活動が始まる予定。藤井八冠は歴代最年少の委員だという。