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松元剛さんは感電事故で左腕と右指2本を失った。そんな松元剛さんは第5回世界身体障害者野球大会では日本代表のキャプテンだったという。今回はそんな松元剛さんを特集する。
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- 第5回 世界身体障害者野球大会
松元剛さんは名古屋の身体障害者野球チームの名古屋ビクトリーで野球をしている。松元剛さんはチームメイトから「ゲンさん」と呼ばれているという。ゲンさんは高校球児だったが、感電によって腕を切断し、指も2本失っている。そのため3本の指でスピンをきかせて投げている。仕事は名古屋鉄道で勤務しており、妻は同期入社だという。
身体障害者野球には特別ルールがあり、走れないバッターには代走が出て、盗塁やバントが禁止で同点のときはじゃんけんで決着する。ゲンさんが障害者野球を知ったのは32歳の時の「第1回世界身体障害者野球大会」だったという。名古屋ビクトリーの中西忠さんは第1回の優勝メンバーだという。野球の練習には長男や長女など家族も連れてきているという。またゲンさんは宮西少年野球クラブでコーチもやっているという。
2023年7月に日本代表合宿が行われた。ゲンさんはムードづくりを意識したという。監督の山内啓一郎はゲンさんについて「ムードメーカーとしてキャプテンを任せてよかった」と語っている。この日は一宮工業高校時代の仲間が壮行会をしてくれるということで顔を出した。そこで息子も交えて食事をした。
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- 愛知県立一宮工科高等学校
ゲンさんたちは障害者野球をもっと知ってもらうためにイベントに積極的に参加した。サポートスタッフとして参加している細田好孝さんは自分では背中を洗えないという悩みをゲンさんと共有しているという。そして第5回 世界身体障害者野球大会の日を迎えた。大会に娘はスタッフの一人として参加しているという。試合も選手宣誓はゲンさんが行った。
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- 第5回 世界身体障害者野球大会
第5回 世界身体障害者野球大会は日本と台湾、韓国、アメリカ、プエルトリコの5チームによる2日間の総当たり戦だという。ゲンさんは試合前に選手たちを集めて鼓舞した。初戦に日本は韓国と対戦し、日本が先制点をあげた。結果は8-7で日本が勝利した。次のプエルトリコと台湾にも日本は勝利した。最終戦のアメリカとの対戦ではゲンさんがヒットを打つ活躍をした。結果は4-0で日本が勝利した。妻の松元真弓は「事故当時は子どももできるかわからなかったが、周りの人に支えられて、本人が一番心を強く持ち続けられたことが、いま家族があるべき姿になっている」と語った。最後にゲンさんにハンドサインの意味について聞き、ゲンさんは「Let’s try」と語った。
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