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オープニング映像。
カニ漁まで約1か月となった9月末。久栄丸船長の北濱寧はエビを獲るために出航。エビの漁場の状態がカニ漁を占うという。北濱はかつて幻のカニ「輝」を獲ったことがある。エビ漁はカニ漁と同じく巨大な網で海底をさらう底引き網漁で行う。今回の漁獲量は今ひとつ。地震の影響で能登の海底には大量の泥がたまり網を引くことが難しくなっているのが原因だった。石川県珠洲市にある蛸島漁港はかつて多くの住民が住んでいたが、地震を機に土地を離れる人が増加。北濱は仮設住宅に暮らしているが当初2年だった入居期限は延長となっている。地元の漁師にとってカニ漁の収入は地震の前から変わらない生命線。中でも最高級ブランド「輝」は地震の後、特別な意味を持つようになっていた。輝の重さは1.5kg以上。傷はなく甲羅が硬い身入りの良いカニを指す。漁の期間中水揚げされるオスのズワイガニは約39万匹。その中で輝は多い年で16匹しか獲れない貴重なカニだった。北濱は2023年、漁師を志す息子の稜人と漁をするため漁船「久栄丸」を新調。新たな船で親子が漁を始めたその4ヶ月後の2024年1月1日、能登半島地震が発生。蛸島町がある珠洲市では多くの家屋が倒壊し97人が亡くなった。揺れと津波によって漁港施設は壊滅し水揚げは停止。久栄丸は無事だったが若手の乗組員を1人亡くした。北濱は一時廃業も頭をよぎったというが、稜人は漁師を諦める考えはなかったと語った。地震後、自分の船を失った漁師・濱野啓志などが新たに久栄丸の乗組員として加入。それぞれ漁師として再起をかけるカニ漁の解禁日が迫っていた。
11月5日、朝8時。この日の24時を回った瞬間からカニ漁が始まる。仮眠をとるため夕方には自宅に戻った北濱だったが目が冴えてしまって落ち着かないと語った。無事を祈る家族の見送りを受け、21時半に出航。3時間船を走らせ0時ちょうどにカニ漁が始まった。北濱は避難し離れて暮らしていた息子夫婦がまた地元で一緒に暮らしだし、生活の基盤を蛸島に戻してくれたことから再び自分も漁師として頑張らなければいいけないと改めて決意。今回の漁に再起をかけていた。休みなく漁を続け夜明けを迎えた解禁日、海底からあげた泥だらけの網の中にひときわ大きなカニを見つけた。帰港後重さを計ってみたところ1.6kgで輝の条件を満たしており期待は上昇。この後、金沢の港に送られ、目利き人の鑑定が行われる。金沢港には石川全域から続々と船が集まり大量のカニが到着。解禁日に石川県内で水揚げされた雄のズワイガニは一日で3万3894匹。その中から輝の候補が港の一角に集められる。目利き人による品定めの結果、輝に認定されたカニは1匹。450万円で落札された。輝を獲ったのは北濱たちの久栄丸ではなく、同じ蛸島の別の船だった。北濱は至高のカニを手にした仲間の漁師を祝福した。450万円の輝は金沢の料亭で振る舞われた。改めてこの2年間について北濱に質問。北濱は「助けてくれる人がおって初めておれっていうのがある。船に乗ってくれる人も家族も周りの友達もそうやし。なるようになるんやと思う。自分の周りにおる人らが笑っておればいいんじゃない」と語った。
エンディング映像。
NHKスペシャルの番組宣伝。
大河ドラマ 豊臣兄弟!の告知。
NHK ONE ×紅白歌合戦の紹介。
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