- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像。
去年生まれた日本人の子どもの数は68万6061人。出生数が68万人台になるのは国の想定より15年早く、少子化が予想を上回るペースで進行していることになる。結婚件数も10年間で15万組余減少していて、少子化要因のひとつとされている。各地の自治体では少子化対策として婚活支援をする動きも。愛媛県では全国の自治体に先駆けてAIを活用したマッチングシステムを導入した。ただ、少子化には結婚の減少以外にも経済的な不安や、若い世代の意識の変化など複合的な理由があるとされ対策も一筋縄ではいかない現状。日本だけでなく各国でも少子化は課題となっている。日本では自然減が過去最大となり、専門家は「少子化が進めば医療・年金などの支え手が減り、高齢者の生活にも影響する」と指摘している。
「共に民主党」のイ・ジェミョン氏が第21代韓国大統領に就任した。「共に民主党」は国会で多数を占めるため少数与党の状態は解消。ただ、イ新大統領は複数の刑事裁判を抱えるなど懸念もある。過去には「日本は敵性国家」とも述べていたが、「実用」という言葉を用いて国益優先の姿勢を示した。ユン前政権が解決策を示した「徴用」をめぐる問題や慰安婦問題について、「国家間の関係は政策の一貫性が重要」とも述べた。一方、北朝鮮については、圧力重視だったユン政権の路線を転換して対話に意欲を示した。
天皇皇后両陛下と愛子さまは太平洋戦争の地上戦から80年になる沖縄県を訪問されている。激しい地上戦で20万人以上が犠牲になった沖縄。上皇ご夫妻は昭和から平成にかけて11回訪問し、戦没者の慰霊や遺族との面会を重ねられてきた。その思いは戦後生まれの天皇陛下に受け継がれている。
随意契約の備蓄米が、あすからコンビニの一部店舗にも並ぶことになった。備蓄米はこれまでに競争入札で31万トンを売り渡した他、随意契約で30万トンを売り渡すことになっている。残っているのが令和3年産・2年産の30万トンで扱いは未定。小泉農相は、扱いが決まっていない備蓄米の一部を加工用としても放出する方向で検討していることを明らかにした。さらに、備蓄米を放出し終えた場合の対応について、関税をかけない「ミニマムアクセス」で輸入したコメの活用も含め、あらゆる方法を検討する考えを示した。
選択的夫婦別姓をめぐっては立憲民主党・国民民主党がそれぞれ制度の導入に向けた民法の改正案を、日本維新の会が制度導入にではなく旧姓の通称使用の拡大に向けた法案を提出している。衆院法務委員会では実質的審議が始まった。ただ、各党の主張や審議の進め方には隔たりがあり、会期末が迫る中、いずれの法案も成立は見通せない状況。
トランプ政権は鉄鋼製品とアルミニウムに課している追加関税を50%に引き上げる措置を発動した。さらに、LNGの輸出拡大に力を入れようとしている。天然ガスを液化しアジア各国に輸出するプロジェクトがアラスカで進められている。現地で行われた説明会で米政府高官は招待した日本・韓国・台湾の政府関係者の前でプロジェクトの意義を強調した。トランプ政権は輸出で貿易赤字削減につなげたい考えで、各国に購入契約の締結・投資を呼びかけている。
このプロジェクトを巡っては課題も。専門家は温暖化の影響で永久凍土の氷がとける可能性を指摘。氷がとけ始めると地層の崩れや地盤沈下などパイプラインに影響が出るおそれがあるという。さらに、根強いインフレで総工費が膨らみ、LNGの販売価格が上昇する可能性を懸念する声や、日本企業からは「巨額投資に見合うプロジェクトなのか」と慎重な意見も出ている。
佳子さまは日本との外交関係樹立から130年となるブラジルを公式訪問するため出発された。現地時間5日~15日まで滞在し、8つの都市を巡って歓迎行事などに臨まれる。日程後半にはルーラ大統領を表敬訪問するなどして、17日に帰国される予定。
ガザ地区で、米主導の「ガザ人道財団」による配給場所周辺でイスラエル軍の攻撃が相次ぎ、死傷者が出ていると伝えられる中、財団は「4日の配給を行わず、翌5日に再開する」と発表した。国連などは、食料の配給は国連が中心の枠組みで行うよう繰り返し求め、財団による配給を批判している。
きのう亡くなった長嶋茂雄さん。松井秀喜さんなど巨人の監督時代に指導を受けた教え子たちが恩師の自宅へ弔問に訪れた。巨人の2軍本拠地では試合前に黙祷が捧げられた。記帳所も設けられ、多くのファンが別れを惜しんだ。
大リーグ・オリオールズでプレーする巨人の元エース・菅野智之投手も5勝目を上げたこの日の試合後、長嶋さんへの思いを語った。
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副島キャスターは「本州ももうすぐ雨の季節。暑さには気をつけたいが日差しも有効に使いたいですね」と話した。