去年生まれた日本人の子どもの数は68万6061人。出生数が68万人台になるのは国の想定より15年早く、少子化が予想を上回るペースで進行していることになる。結婚件数も10年間で15万組余減少していて、少子化要因のひとつとされている。各地の自治体では少子化対策として婚活支援をする動きも。愛媛県では全国の自治体に先駆けてAIを活用したマッチングシステムを導入した。ただ、少子化には結婚の減少以外にも経済的な不安や、若い世代の意識の変化など複合的な理由があるとされ対策も一筋縄ではいかない現状。日本だけでなく各国でも少子化は課題となっている。日本では自然減が過去最大となり、専門家は「少子化が進めば医療・年金などの支え手が減り、高齢者の生活にも影響する」と指摘している。