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22年11月5日、阪神甲子園球場であいみょんがライブを開催。デビューから6年、代表曲の1つ「マリーゴールド」はストリーミングサービスで5億回の再生を突破している。番組では甲子園でのライブまで、製作の日々に密着した。
番組では6月15日に密着をスタートし、あいみょんは阪神甲子園球場の下見に訪れていた。実家は球場のすぐそばにあり、小学、中学時代、球場に集まって組体操を行っていたという。11月のライブではたった1人で弾き語りを行うことになっていて、甲子園の長い歴史でも初の試み。あいみょんはいつか甲子園でライブがしたいと、デビューの頃から夢見ていた。
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あいみょんは6人きょうだいの次女として生まれ、父は音響関係の仕事に携わっていた。フォークソング、歌謡曲には大きな影響を受けたという。16年にメジャーデビューを果たすも、CDチャート最高67位。運命を大きく変えたのは「君はロックを聴かない」で、あいみょんは「この曲が聴かれへんかったら、西宮に帰るかなって思うぐらい」と振り返った。同曲はストリーミング再生2億回を突破している。
9月、あいみょんはライブのPRのためラジオ収録に臨むこととなり、密着取材も受けた。アンパンマンの施設に足を運び、お面づくりでは子供と交流していた。大阪のFMラジオ局では過去に初めてのDJを務めていて、久方ぶりに再会したスタッフと談笑した。プライベートでも親交があるディレクターの荒川涼子さんは「人生何回目なんやろ」と評し、誰にも気さくに接し、不機嫌なシーンを見たことがないという。
10月25日、都内のスタジアムでリハーサルが行われたなか、あいみょんはセットリストの構成を決めかねていた。スタッフとは演出面でアイデアを出していった。
あいみょんが足繁く通っていた飲食店の店主、十河裕子さんは「おとなしいお嬢ちゃんだった」と明かした。学生時代、あいみょんは自らと周囲を比べ、「目立ったらあかん」と思っていたといい、三者面談で「歌手になろうかな」と口に出すと、たしなめられていた。高校2年の冬、中退していて、「今いる友だちは中学校の頃で止まってます」と語った。当時の気持ちを歌ったのが「tower of the sun」。中退後、地元の競馬場でバイトをしながら楽曲を制作し、将来への不安、周囲への焦燥は音楽へ注がれた。18歳の時、路上での弾き語りライブをスタートさせている。11月のライブについて、あいみょんは「いろんなこと言われたけど、間違ってなかったのか、答え合わせな感じがします」と吐露した。
甲子園でのライブでは幕間に映像を上映することになっていて、西宮神社で行われる「開門神事福男選び」に挑戦する様子、西宮を舞台にした主演ドラマを制作した。ライブ前夜、あいみょんはFM802のラジオ番組に出演し、甲子園での思い出を明かした。
ライブ当日、あいみょんは自然体のまま、スタッフと打ち合わせを行っていたが、「いつもとはちょっとだけ違う空気感があると思う」と語った。本番1時間前、「なんかちょっとドキドキしてる。こんなの初めて」と吐露。4万5000枚のチケットはソールドアウトしていた。
阪神甲子園球場でのライブで、あいみょんは「tower of the sun」を披露した。
あいみょんが「君はロックを聴かない」を披露した。
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ライブ終了後、あいみょんはスタッフに感謝し、「楽しかった」と振り返った。関係者からは「おめでとうございます」と言われたことが印象的だったといい、あいみょんは「シンガーソングライターになりたくって上京して、夢を追い続けてきたこと。楽しいから続けて来たんですけど、ギターもまだまだ苦手ですけど、続けたいと思えるものに出会えて良かったなと思います」などと語った。
エンディング映像。
おかえり音楽室の番組宣伝。