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5月、星野源が6年半ぶりにアルバム「Gen」を発表した。星野自身の生き写しだという歌が生まれる過程を取材。
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2010年のソロデビュー以来、星野源は作詞・作曲、編曲、プロデュースを全て1人で行っている。ニューアルバム「Gen」は星野源自身が転写されたような作品だという。制作を開始したのは2020年で、コロナ禍ではPC、キーボードを使った作曲方法を学んでいた。イメージ通りの音が生まれるまで試行錯誤を続けた。
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星野源は機械で作った音に人の”揺らぎ”を加えたという。時にはスタジオにバンドメンバーを請じ入れ、アレンジを試行錯誤していった。星野は「僕自身が驚きたいので、全然予想しなかった場所に行くっていう。こういうものを作ろうと思っていたけど、ちょっと違うことになるのが一番楽しい」と話す。
星野源の曲のファンで、番組でも共演したことがあるYOASOBIがインタビューに応じた。ニューアルバムに収録されている「創造」ではアナログシンセサイザーが弾けている。Ayase、ikuraは星野源の作曲に思いを馳せた。
星野源は実体験を歌にすることに恥ずかしさだったり、狭量な作品になってしまうと思ってきた。だが、「喜劇」の作詞に行き詰まった時、深夜の散歩で見つけた桜の美しさに心惹かれた。自著には「どう考えても大切で、愛しく、ありがたくて、かけがえのない時を恥ずかしげもなく歌にしたっていい」と記している。
NHK紅白歌合戦から、星野源が「喜劇」を披露する映像を紹介。
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- 喜劇星野源第73回NHK紅白歌合戦
オールナイトニッポンでの共演をきっかけに星野源との親交を深めた若林正恭がインタビューに応じた。2人は20代の頃、阿佐ヶ谷で駆け出し時代を過ごしたという。若林は星野の楽曲「暗闇」に注目。客足が鈍いライブハウスで星野が歌っている姿が何故か、浮かぶという。
脚本家の野木亜紀子氏は星野源の「Melody」をオススメし、「口ずさみたくなるような心地よさ。軽い歌のようで実はまったく呑気ではない」などと話す。また、料理研究家の土井善晴氏は「Why」をオススメ。星野は土井氏が勧めた金沢の記念館に足を運び、作曲の着想を得たという。河合優実のお気に入りは「Star」。
星野源は13歳の時に始めた音楽でクラスメートとコミュニケーションが図れることを実感したという。ソロデビュー当時は心の内を訥々と語る、内省的な曲を歌っていた。2012年、「夢の外へ」がヒットするも、くも膜下出血で活動休止を余儀なくされた。闘病中、自身の音楽のルーツに立ち返り、マイケル・ジャクソンを歌にした「SUN」を発表。同年に紅白歌合戦に初出場。2019年に5大ドームツアーを開催。新たな刺激を求め、多くの海外アーティストとコラボレーションしてきた。
ニューアルバムには海外アーティストとの共作が収録されている。ルイス・コールは音楽に映像、様々なクリエーションを自ら手掛けている。コールは星野の「アイデア」を聴き、「ありきたりなものを超えたなにかを追求している」と思ったという。星野源は「『音楽に国境はない』とよく言うじゃないですか。あれは本当」と話す。
ニューアルバムの制作中、星野は世間、音楽シーンなど我関せず、「自分がよければいい、を大事につくった」と振り返った。音楽制作の際、星野は心の奥底へ潜行していくと、他の誰かにつながると考えるという。
星野にとって音楽の師、父のような存在は細野晴臣氏。同氏は「日本はどこにもない音楽を作れる能力があると思う。ひねくれてるっていうか不思議な国」と話し、星野がこれから生み出していく音楽に期待を寄せた。
星野源は6年ぶりのツアーを控え、パソコンで制作した楽曲をライブ仕様にアレンジしていった。
星野源がツアーで「Eureka」を歌う映像が流れた。
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エンディング映像。
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「うたコン」の番組宣伝。