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J−POPの世界への挑戦の最前線を追った。
今年日本で史上最大規模となる国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」が誕生する。主要6部門に加え様々なカテゴリーが設けられその数は全62部門。エントリー作品数はのべ3000曲。受賞者は音楽関係者5000人の投票によって決まる。授賞式は5月22日、ロームシアター京都で行われNHKで生中継される。4月には各部門のノミネート5組が発表された。アワードが立ち上がった背景には日本の音楽を世界に推し出していこうという強い思いがある。
3月、アメリカ・ロサンゼルスで大規模ライブイベント「matsuri ’25」が行われた。トップバッターはYOASOBI。去年自身初のアメリカワンマンライブを4都市で開催。今年2月には7都市を回ったアジアツアーも完走し16万人を動員した。YOASOBIの海外での人気を支えているのはアニメの力。アニメ「【推しの子】」主題歌「アイドル」はグローバルチャートで日本語楽曲史上初の1位となった。本番直前、YOASOBIはMCについて入念な打ち合わせを行っていた。MCでikuraは世界の舞台に立つ喜びを英語で語った。ラストは「アイドル」でステージを締めくくった。
新しい学校のリーダーズはアメリカ最大級の音楽フェス・コーチェラでステージのトリを務めて大きな話題となった。魅力はパワフルなライブパフォーマンス。海外では通称AGと呼ばれる。2021年、新しい学校のリーダーズはアメリカのレーベルの目に留まり日本でのブレイクに先駆けて海外デビュー。世界各地でライブを重ね着実にファンを増やしてきた。去年のワールドツアーでは26都市を回りのべ65000人を動員した。「matsuri ’25」ではメンバー自らの発案で客席から登場し観客の度肝を抜いた。
「matsuri ’25」でラストを飾るのはAdo。デビュー以来一切顔を公表せず歌唱力と表現力で海外でも支持を集めてきた。去年世界14都市で初のワールドツアーを行い7万人以上を動員。今年は世界30都市以上を回るツアーを予定している。matsuri前日、熱心のAdoファンが集まりオフ会が開かれていた。オフ会に参加していたアディット・カンデルワルさんは人間関係に悩み孤独を抱えていた時にAdoの音楽に救われたという。
アメリカ・オースティンで毎年3月に開催される「サウス・バイ・サウスウエスト」が行われた。最新テクノロジーや音楽、映画など第一線で活躍する才能が一堂に介する世界最大級の祭典。オースティンの街では至る所でライブが行われている。毎年集まるアーティストは1000組以上。世界中から集まった音楽関係者の目に留まれば海外ツアーやレーベル契約も夢ではない。日本からは今年、過去最多21組のアーティストが出演した。とりわけ注目を集めた「TOKYO CALLING」「INSPIRED BY TOKYO」には8組のアーティストが出演。結成20年を超えるベテラン・打首獄門同好会は生活密着型ラウドロックバンド。SXSWにはこれまで2回エントリーしたものの出演が叶わず今回ようやく実現。熱狂を生みライブを終えた。打首獄門同好会のライブはブッキングエージェントのジョン・パントルさんの心を捉えた。ジョンさんは彼らのアメリカツアー実現に向け動き出している。
いよいよ今月史上最大規模となる国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」の授賞式が行われる。全62部門から22日の生放送で発表されるのは主要6部門。最優秀アーティスト賞のノミネートはFRUITS ZIPPER、tuki.など。Top Global Hit from JapanのノミネートはYOASOBI「アイドル」、松原みき「真夜中のドア~Stay With Me」など。最優秀楽曲賞ノミネートはROSÉ & Bruno Mars「APT.」、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」など。
エンディング映像。
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