2025年5月26日放送 0:55 - 1:25 日本テレビ

NNNドキュメント’25
「さようなら、トー横〜消えた若者たちの“その後”〜」

出演者
 - 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

さようなら、トー横~消えた若者たちの“その後”~
さようなら、トー横~消えた若者たちの“その後”~

22歳の青年は1年前まで帰る家がなく、その日暮らしの生活を送り、新宿・歌舞伎町の新宿東宝ビルの横エリア通称「トー横」に身を寄せていた。トー横に集まる若者の殆どが未成年でSNSを通じて知り合い群れていた。その一方で理由を告げることもなく去っていく若者も多く、青年もその一人であった。居場所を求めてさまよう若者たちのその後を追った。

キーワード
新宿東宝ビル歌舞伎町(東京)

2023年4月、当時20歳であった青年はトー横に神奈川から来ていた。青年は父から虐待を受け帰れる家がないなどと明かしていた。その1週間後にトー横から姿を消した青年についてトー横にいる若者たちも所在を知らず、本名すら知らなかった。2024年10月、取材班に青年から返信があった。青年は6畳一間にて一人暮らしをしており、トー横に行かなければよかったと今では後悔しているなどと打ち明けた。青年は行政に相談して生活保護を受給し、自立への一歩を歩みだしていた。

キーワード
生活保護

警視庁によるとトー横での補導人数はのべ約800人であり、その中には自宅からトー横に通う若者たちもいた。2023年10月、自宅からトー横に通っていた10代の女性は、両親が離婚し家計の助けにと援助交際で稼いでおり、恐いが妹や弟のために辞めることができないなどと明かした。2024年11月、女性はトー横に通うことをやめ、彼氏ができ、その彼氏から危ないことをするなと言われ、貯蓄もできていたこともあり心にも来ていたため辞めることができたなどと打ち明けた。女性は1週間前に児童相談所の職員が自宅訪問したが、母からはウソを報告するよう促され、その後に友人に話したことを母に激怒されたなどと告げた。その2週間後、スタッフに女性から電話があり、女性は精神的に苦しく今死にたいのだと伝えた。

キーワード
警視庁

2024年12月、女性から死にたくて話を聞いてほしいと連絡を受けたスタッフが駆けつけて取材した。女性は高校卒業を目前に控え、進路や自閉症で生きづらさを感じていて、アルバイトを経験したがレジ打ちすら覚えられず怒られ続けトラウマになって辞めてしまい次の仕事にも怖くて就けないなどと打ち明けた。

スタッフは再び青年を取材。青年は自閉症と不眠症で悩み続けており、ホストクラブもこれを理由に無理だからもう来るなと言われ辞めていた。青年は高齢者向けの介護施設に就くことができ、障がいについても納得してくれたなどと明かした。青年は無理ない働き方で慣らしていくことになり、いまは彼女がいて支えられる人間になりたいのだなどと告げた。しかし1か月後、トー横に青年の姿があった。

今年1月1日、介護施設で働き始めた青年であったがトー横に戻っていた。青年は生きがいでもあった彼女と別れてしまいヤケクソで来ていたのだと明かした。働き始めて3か月が経ち、青年は休日にも仕事の勉強をするようになっていた。青年は仕事がないときには何をしていいか分からないため仕事中が楽なのだと語り、トー横の仲間たちにSNSを通して別れを告げた。

今年4月、トー横に女性の姿があった。女性は働きたいと思っても働く予定も立たずにフリーなままで、何も考えず、何も考えられないでいるなどと明かした。そしてまた女性はトー横の仲間たちのもとへ戻っていった。

(エンディング)
次回予告

NNNドキュメントの次回予告。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.