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オープニング映像。
新潟県魚沼市のコメ農家・関隆さんが、一粒万倍日に仕事始めとなった。関さんの稲作面積は86haで、去年より4ha増えた。4月に種まきが行われ、4月下旬には苗出しが行われた。5月、田植えが行われた。全国各地でコメ不足となり、令和のコメ騒動と呼ばれた。関さんが「魚沼の農家は絶滅危惧種になっていく」と語った。コメ生産者の全国平均年齢は68.9歳で、生産者は15年間でほぼ半減した。
桜井弘文さんはコメ農家から引退し、後継者はいない。1970年ごろから、国はコメの作付面積を減らす減反政策を農家に要求した。関さんが、「生産調整は残酷でした」と語った。減反政策は、2018年に廃止された。去年10月、農水省で食料・農村政策審議会の食糧部会が行われた。去年9月、関さんの田んぼで稲刈りが行われたが、カメムシの被害で収穫量が約9割となった。去年11月、東京で新潟米の商談会が行われた。
新潟県魚沼市のコメ農家・関隆さんは、親から3haの田んぼを譲り受けてコメ農家を始めたが、現在は89haの田んぼでコメ作りを行っている。関さんは、田んぼを手放した人たちから積極的に引き受けてきた。4月、関さんが取引企業の会長とコメの交渉を行った。関さんが、コメは完全に売り手市場となったと語った。コメの高騰を受けて輸入米や備蓄米が大漁に販売されるようになった。
政府は食料・農業・農村基本法を改正してコメの増産を打ち出したが、小規模農家が田んぼを手放すスピードは加速している。新潟県魚沼市のコメ農家・関隆さんが、「高齢化で農家の数が減るのは仕方ないが辞めた田んぼを誰かが任されなきゃだめだ。国は今までの農政を改めて、コメ作り農家を生かす方に早く転換しないとどうにもならないことになる」と語った。
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- コメ食料・農業・農村基本法魚沼市(新潟)
NNNドキュメント’25の次回予告。