- 出演者
- 丸田絵里子 新名真愛
経済情報を紹介。
- キーワード
- ダウ・ジョーンズ工業株価平均
東京・江東区の弁当店ではおよそ60種類の総菜が並ぶ。ご飯、おかずも詰め放題で、小さいパックで480円、大きいパックは680円で販売。店では規格外の野菜を譲り受けたり、近くの店でその日に安い食材を探すなどして安く提供している。店は物価高のオアシスとなっている。客の中には毎日来ている人もいる。消費者物価指数は37ヵ月連続でプラスとなっている。街の人からは物価高対策を求める声が聞かれた。各政党が掲げる物価高対策は給付と減税の2つ。自民党、公明党の対策は給付金。対象は低所得者。一方、多くの野党は減税を主張。維新、共産、国民民主、参政党などは消費税率の引き下げ。れいわ、社民党は消費税ゼロにすることを公約に掲げている。立憲民主は給付と減税を組み合わせた案を掲げている。街では、消費税の減税の方が分かりやすいという声が多く聞かれた。ただし減税は高特車への恩恵が大きく、税収が減るとの指摘もある。給付も減税も期待できないという声も聞かれた。
昨日の日経平均株価は229円の値下がりで、衆議院解散前と比べると1000円以上の下落となった。選挙期間中に株安となるのは異例とのこと。1969年以降の選挙では、解散前日から投開票までの日経平均株価は17回連続で上昇。「選挙は買い」が定着していた。この経験則が崩れた理由について専門家は、政治の混乱による経済政策の遅延を懸念した外国人投資家らがリスク回避の動きを取っているなどと分析した。仮に自公過半数割れとなった場合の市場の動きについては「最初の反応としては今の水準より大きく売られる。ただ先の政策を見通せるようになって投資家が冷静になると市場は安定を取り戻すのではないか」などと話した。
サモア人のアーティストを取材。ポスト印象派・ゴーギャンの展覧会がオーストラリアで開かれた。そこに南太平洋の島国・サモアのアーティスト・キハラ・ユキさんの姿があった。日本人の父親をもつキハラさんは、出生時の性別と自認する性が一致しないトランスジェンダーで10代の頃にカミングアウト。サモアでは伝統的に男性に生まれながら女性としてあるいは女性のように生きることを選んだ人たちを「ファファフィネ」と呼ぶ文化がある。「ファファフィネ」であるキハラさんが手がけた作品「フォノフォノオレヌアヌア=虹のパッチ」を紹介。ゴーギャンの代表作「我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか」を真似しつつもキハラさんはタヒチの女性らをファファフィネの人たちに置き換えた。キハラさんは「私の作品の主張は人々が性別やセクシュアリティで判断されることがなく自然と調和して暮らす世界を想像できるということ」と話した。キハラさんは性の多様性を伝統的に受け入れてきたサモア社会を表現した作品を通じて、ゴーギャンの画にみられるような南太平洋を「ユートピア」として単純化して描く西欧の植民地主義的な価値観を批判している。キハラさんは日本にもサモア的な価値観について知ってもらいたいと話す。海洋汚染や核戦争などのイメージを着物に描いた作品も発表している。
早くもスキーシーズンが到来。裾野市の屋外スキー場「イエティ」がオープンした。初日はコスプレ姿で入場すると無料とあり、仮装したスキーヤーやスノーボーダーが人工雪のゲレンデで初すべりを楽しんだ。
衆院選激戦区・和歌山2区では、参議院からのくら替えをした安倍派の元幹部と、大物の世襲候補が激しい保守分裂選挙を展開している。自民党・参院幹事長など要職を歴任し、安倍派の幹部も務めた世耕氏。しかし今年4月、派閥の裏金問題で離党に追い込まれた。総理への意欲を示し、長らく衆議院へのくら替えを狙ってきたが、立ちはだかってきたのが、連続当選13回、40年以上この地域に君臨してきた二階元幹事長。二階氏もまた自らが率いた派閥の裏金問題の責任を取って引退。後継者として自民党の公認候補となったのは、三男の伸康氏だった。二階氏が引退し、千載一遇のチャンスとしてくら替え選挙に打って出た世耕氏に対して、ある党幹部は「反党行為以外のなにものでもない」と話す。そんな世耕氏が頼るのは、政治の師とあおぐ安倍元総理だった。靴を託した安倍昭恵夫人も応援に駆けつけた。安倍氏の後継者をアピールする世耕氏。一方、二階伸康氏は白いスニーカーで地元を駆け回る。裏金問題は思いがけず、世耕氏のくら替えと、世代交代を同時に進める結果に。こうした中、3人の野党候補は自民王国の切り崩しを図る。立憲民主党の新古祐子氏は、地域活性化と防災・減災を掲げ、女性活躍を訴える。共産党の楠本文郎氏は、減税や農水産業などの一次産業の支援を訴える一方で、この地域での長きにわたる自民党支配を批判する。また諸派からは高橋秀彰氏も立候補している。自民王国で繰り広げられる大接戦。勝利を収めるのは誰なのか。
韓国ではBTSのSUGAさんが飲酒後に電動スクーターに乗ったとして160万円の略式命令を受け、キム・ホジュンさんは飲酒当て逃げ事件を起こしマネージャーを身代わり自首させた疑いがありキムさんは事実を認めて謝罪した。これらの飲酒運転問題を巡り韓国国会は飲酒運転厳罰化に向けた法改正案の作成を進めているが、道路交通法も改正され呼気検査をしないと車のエンジンがかからない「アルコール・インターロック」の装着が一部義務化され、飲酒運転の違反をして5年以内に再び飲酒運転をして免許が取り消された人を対象に、アルコール・インタロックの取り付けられた車に限定して運転を認めるものとなっている。呼気検査を行うことで車を動かせるようになる物となっているが、飲酒したうえで呼気検査を行うとエンジンがかからなくなる様子が見られる。アメリカ・カナダ・台湾でも導入が進められる一方で、日本では実現には至っていない。
東京・明治神宮外苑の再開発をめぐり、事業者側が28日に樹木の伐採と移植を開始する方針を固めたことが分かった。再開発をめぐっては、事業者側が伐採する樹木を減らすなどの見直し案を東京都に提出し、今月21日に都の審議会に報告していた。再開発計画に対し撤回を求める警告を出したイコモスの国内委員会は、審議のやり直しを求めている。
エンディングの挨拶。