- 出演者
- 杉江勇次 梅澤廉 石川みなみ
オープニング映像。
東京都心は高気圧に覆われて強い日差しが降り注ぎ、日中の最高気温は33.8℃を記録した。これで今月11日目の真夏日となり、6月の真夏日の日数としては過去最多。きょう全国で最も気温が上がったのは広島県安芸太田町加計で、36.4℃を記録。山梨県甲府市は35.4℃、群馬県前橋市は35.1℃など猛烈な暑さとなった。あすも厳しい暑さが続き、西日本を中心に体温並みの暑さになるところがありそう。適切に冷房を使用するなど、万全の熱中症対策が必要。
関西空港から中継。和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育されていた4頭のジャイアントパンダは午前11時過ぎに関西空港に到着した。園によるとパンダはケージ内で少し落ち着かない様子だったが、健康状態に問題はないという。午後3時40分頃、飼育員らに見送られながらチャーター便で中国に向かった。飛行機を一目見ようと空港内の施設には多くのファンが駆けつけ、パンダとの最後の別れを惜しんでいた。4頭のパンダは中国の四川省にある繁殖研究施設に向かう予定で、今後国内でパンダが見られるのは東京の上野動物園のみとなる。
きょう午前1時ごろ、神奈川県鎌倉市浄明寺で破裂した水道管から水が噴き出し、県道や市道が約100mにわたって一時冠水し最大40cmほどの深さになったという。市内の約1万世帯で午後まで断水が続いた他、影響で休業を余儀なくされる店もあった。神奈川県によると、水道管の継ぎ手のボルトが腐食したのが原因とみられているという。現在も水道水が濁った状態が続いているため県は飲み水に使わないよう呼びかけていて、鎌倉市は現場周辺の小中学校などに給水所を設けている。
赤沢経済再生担当大臣は、ワシントンでラトニック商務長官と約1時間の関税協議を行った。アメリカ側との協議は7回目となり、G7での日米首脳会談後初めてとなる。協議ではアメリカの関税措置に関する日米の立場をあらためて確認し、引き続き双方にとって利益となる合意を実現できるよう精力的に調整を続けていくという。一方関係者によると、今回の訪米で交渉役の中心となっているベッセント財務長官とは協議できておらず、赤沢大臣は滞在日程を延長する方向で調整しているという。日米双方の関税をめぐる立場には依然隔たりがあり、トランプ政権が相互関税を一時停止する期限の来月9日までの合意は困難な見通し。
石破首相は静岡県沼津市で開かれた会合に出席した。消費税の減税について「法律やシステムの変更で時間がかかる」と指摘したうえで、「お金持ちほどたくさん消費するので、そういう方ほど減税額が大きい。本当にそれでいいのか」と疑問を投げかけた。自民党が参議院選挙の公約に掲げた1人2万円の給付金については「1年間にかかる外食とお酒を除いた食費の物価上昇分だ」と説明し、理解を求めた。
東京大学が岐阜県飛騨市神岡町の地下空洞に建設中の「ハイパーカミオカンデ」の内部が公開された。物質を構成する素粒子のうち未だ謎の多い「ニュートリノ」を観測するもので、高さ94m、直径69mという巨大施設。ニュートリノの観測装置としては初代カミオカンデと現在稼働中のスーパーカミオカンデが、ぞれぞれ日本人のノーベル物理学賞受賞に貢献している。現在の8倍の大きさとなるハイパーカミオカンデは、20倍の能力で観測できると期待されている。稼働開始は2028年度を目指しているという。
中国・上海と大阪、神戸を結ぶ国際フェリーは新型コロナの感染拡大以降中断していたが、新たに建造した「鑑真号」で5年半ぶりに旅客用の運航を再開した。日中間を結ぶ唯一の国際フェリーで、毎週土曜日に上海を出発し片道約2日かけ大阪・神戸を交互に行き来する。この航路は1985年から日中の青年交流を促すため運航が始まり、片道運賃は定員8人の和室で1人2万5000円、スイートルームで1室15万円となっている。予約は今後運航会社の予約サイトから行えるようになる見通し。
直近4試合で3ホーマーと打撃好調なドジャース・大谷翔平がきょうも見せた。ロイヤルズとの試合で、初回の第1打席に2試合連続となる第29号先頭打者ホームランを打った。直近5試合で4HRと量産体制に入り、ホームラン数はリーグトップ、メジャー全体でも単独2位。さらに1点を追う5回の第3打席に同点となるタイムリースリーベースを放ち、4試合ぶりとなる複数安打をマーク。チームの5連勝に貢献した。あすは投手復帰後3度目の先発登板を予定しており、ロバーツ監督は「2イニング目も投げてもらうつもり」と復帰後初の複数イニング投げる可能性を示唆した。
プロ野球、巨人とDeNAが対戦。巨人は4回のチャンスに、丸佳浩のタイムリーツーベースヒットで2点を先制。先発のグリフィンは7回を投げ無四球無失点と安定したピッチングを披露し、試合は巨人がリードしている。
爆薬を積み敵の船に向かった海の特攻、通称「マルレ」。長崎県佐世保市に住む内野藤義さんは、太平洋戦争末期にマルレに乗っていた。爆薬を積んだ簡素なボートで敵の船に突っ込む事実上の特攻作戦で、アメリカ兵からは「自殺艇」と呼ばれていた。内野さんは最近まで家族にもマルレのことを話していなかった。内野さんがマルレに乗ることになったのは昭和19年4月、16歳で船舶特別幹部候補生に入隊したときだった。入隊時は特攻隊だと知らなかったという。香川県での訓練の後内野さんはフィリピンへ配置されたが、途中立ち寄った台湾で空襲を受け輸送船が沈んだ。船が無事だった別の中隊はフィリピンに到着し、全員戦死したという。昭和20年3月、内野さんにも出撃の命令が下り沖縄に向かうことになった。出撃直前、戦隊長が訓示で「俺は生きて帰ろうと思う」と語ったという。真意はわからなかったが、内野さんは戦隊長が作戦に疑問を持っていたのではないかと推測している。出撃後に波が荒れ相次いで船が故障し、戦隊長は作戦を中止した。そして再出撃の待機中に終戦を迎えた。80年の時を経ていま語った理由について、内野さんは「生きている者が言うべきではないと思っていた。しかし惨めだぞということも知らしめないといけないと思った」などと語った。
大和ハウス工業は、来月1日から順次フジテレビのCM放映を全面再開するとしている。5月から「サザエさん」のみで再開していたが、25日に開かれたフジテレビ親会社の株主総会を踏まえ、経営体制が刷新され改革が着実に実行されると判断したという。またサントリーHDも、来月中にCM放映を再開することを明らかにしている。フジテレビでは中居正広さんをめぐる一連の問題への対応から1月以降多くの企業がCM放映を差し止めていて、4月から6月にCMを放映した企業数は前年の約28%にとどまっているという。
スマホなどを外出先で充電するモバイルバッテリーについて、中国民用航空局はきょうから中国政府の安全認証マーク「3C」がないものは国内線の飛行機に持ち込みを禁止すると発表した。中国国内で流通するモバイルバッテリーの多くが認証を受けておらず、旅行者からは戸惑いの声も聞かれた。中国当局は規制の理由について、「今年機内でモバイルバッテリーの発火が相次いだため」としている。日本から中国に旅行する際は、特に乗り継ぎの国内線で注意が必要になりそう。
アイキャッチ映像。
東京・浅草の中継映像を背景に全国、関東の天気予報を伝えた。東京都心の6月の真夏日は11日目で、最多記録を更新。
「真・侍伝YAIBA」の番組宣伝。